甲斐市議会 > 2013-09-17 >
09月17日-03号

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  1. 甲斐市議会 2013-09-17
    09月17日-03号


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    平成25年  9月 定例会(第3回)          平成25年甲斐市議会第3回定例会議事日程(第3号)                 平成25年9月17日(火曜日)午前10時開議日程第1 代表質問---------------------------------------本日の会議に付した事件 議事日程に同じ---------------------------------------出席議員(22名)     1番  八代静枝君      2番  小澤重則君     3番  藤田 悟君      4番  松井 豊君     5番  清水正二君      6番  斉藤芳夫君     7番  米山 昇君      8番  山本今朝雄君     9番  坂本一之君     10番  有泉庸一郎君    11番  長谷部 集君    12番  三浦進吾君    13番  猪股尚彦君     14番  山本英俊君    15番  内藤久歳君     16番  藤原正夫君    17番  名取國士君     18番  小浦宗光君    19番  河野勝彦君     20番  池神哲子君    21番  保坂芳子君     22番  樋泉明広君欠席議員(なし)---------------------------------------地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名 市長      保坂 武君      副市長     土屋哲夫君 教育長     加々美 英君     企画政策部長  小田切正男君 総務部長    長田 修君      市民部長    土肥冷子君 生活環境部長  花形保彦君      福祉健康部長  笹本嘉朝君 建設産業部長  米山徳彦君      教育部長    金丸 博君 会計管理者   鈴木澄雄君      上下水道部長  市川孝嗣君---------------------------------------事務局職員出席者 議会事務局長  中村宗和       書記      小澤 明 書記      石原大助       書記      松井恵美 △開議 午前10時00分 △開議の宣告 ○副議長(山本今朝雄君) 改めましておはようございます。 連日のご参集、大変ご苦労さまです。 本定例会3日目の本会議です。本日も円滑に議事が進行できますよう、議員各位並びに市当局のご協力をお願い申し上げます。 なお、本日も議事進行は私が務めさせていただきますので、よろしくお願いいたします。 ただいまの出席議員は22人であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。--------------------------------------- △諸報告 ○副議長(山本今朝雄君) 初めに、諸報告をいたします。 報道関係者より議場内での写真の撮影の申し出がありましたので、議会傍聴規則第9条の規定により、議長においてこれを許可いたしましたので、ご報告いたします。 以上で諸報告を終わります。 本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりです。--------------------------------------- △代表質問 ○副議長(山本今朝雄君) 日程第1、代表質問を行います。 質問順序につきましては、議会申し合わせのとおり、お手元に配付した議事日程のとおり行います。 本日は、創政甲斐クラブ、市民クラブ、颯新クラブの代表質問を行います。 念のため申し上げます。 質問時間は、議会申し合わせにより各会派の持ち時間とし、答弁の時間を除き、創政甲斐クラブ60分、市民クラブ40分、颯新クラブ40分となっております。 また、代表質問は他の議員の関連質問は認めておりませんので、ご了承ください。 なお、議員各位、市当局には、発言される際、マイクを向けていただき発言されますようお願い申し上げます。 ここで、傍聴される皆さんに申し上げます。 傍聴の皆さんには、お手元に代表質問の要旨を配付させていただいておりますので、議員の質問の際、参考にしていただきたいと思います。 また、議場内での携帯電話の使用はご遠慮いただきまして、傍聴席入り口にあります注意事項を厳守の上、ご静聴なされますよう重ねてお願いを申し上げます。--------------------------------------- △長谷部集君 ○副議長(山本今朝雄君) それでは、初めに創政甲斐クラブの代表質問を行います。 11番、長谷部集君。     〔11番 長谷部 集君登壇〕 ◆11番(長谷部集君) 11番、創政甲斐クラブ、長谷部集でございます。 ただいま議長の発言の許可をいただきましたので、これより創政甲斐クラブを代表し、質問をさせていただきます。 私の質問は、観光振興施策について、そして市立小・中学校へのエアコン設置について、そしてソーシャルメディア活用についての以上3件でございます。よろしくお願いいたします。 まず、1つ目の観光振興施策についてより質問を始めさせていただきます。 去る6月22日、富士山の世界遺産への登録が決定となりました。富士山のほか、山梨県側の16か所と静岡県側の8か所の構成資産を合わせ、この登録は山梨静岡の両県のみならず、日本全国がお祝いムードに包まれた幸せなニュースでございました。私たちの富士が、日本一の富士の山が文字どおり世界の富士、認められた瞬間でございました。今後は世界中から大勢の観光客が訪れてくることでありましょう。 また、2020年の東京オリンピック決定も相次ぎ、おめでたいニュースが続きました。オリンピックでは出場選手のほか、そのご家族、応援団と、世界中から大勢の方が東京を中心とするこの関東周辺を観光客として訪れてくることでしょう。 また、ご存じのとおり、現在山梨県では国民文化祭が行われております。甲斐市においても事業が進められております。昨年6月の議会で国文祭を甲斐市の観光につなげるための施策について質問をさせていただきました。現在どのようになっているか、非常に気になるところでございます。これについては、また別の機会に質問をさせていただきたいと考えております。 いずれにいたしましても、いろいろな状況が甲斐市にとって観光を活性化させるチャンスになっていくものと考えます。まだ少し先の話かもしれませんが、リニアの開通もその一つといえるでしょう。少しでも早くそれらのときを見据え、計画を検討していかなければなりません。 観光振興に力を注ぐことは、経済に相当の波及効果を生み、地域経済の発展に大きな活力をもたらします。観光は単なる旅行業の発展だけでなく、運輸業、宿泊業、飲食業、小売業、製造業などなど、幅広い産業に関連する非常に裾野の広い総合産業ともいわれ、需要創出効果あるいは雇用創出効果などの地域経済にもたらす効果としては非常に大きな期待ができます。また、観光振興を通じ本市を訪れた観光客に喜ばれる環境をつくることは、甲斐市民にとっても住みやすく、心地よい魅力的なまちづくりにつながります。さらに、観光地として活性化することにより、甲斐市の知名度が上がり、地域イメージが向上する効果も期待できます。もとより、緑と活力あふれる生活快適都市を目指し、住みよいまちづくりを進めてきた本市にとって、観光によるイメージアップが図られることで、本市への転入希望者もふえ、人口の増加につなげられることも考えられます。観光振興に力を注ぐことこそ、本市の最重要政策であるということを前提に、今後の本市の観光振興施策について質問をさせていただきます。 1つ目の項目といたしまして、観光振興は短期、中期、長期的に考える必要があり、明確な将来ビジョンを描くことも大切でしょう。甲斐市の観光振興を図るためにどのような政策を行っていくのか、どのような計画案を検討しているのか、お伺いいたします。 2つ目の項目として、山県大弐を武田信玄に並ぶ山梨の偉人として観光や本市のイメージアップにつなげるべくポスターを制作し、最近では竜王駅に大弐の銅像を建立するなど、少しずつではございますが、進んでいるように感じます。今後の山県大弐アピールのための計画はどのようになっているか、お伺いいたします。 3番目の項目としまして、塩崎駅周辺整備事業はホームの拡充工事が始まり、新駅舎についても南口は西洋的、北口は日本的なイメージで2つの顔を持つ駅舎として公表されました。市民からも大きな関心が寄せられております。そして、市民だけでなく、市外、県外からお客様を迎える上でも、本市の大切な玄関口として誇れる駅となることを期待しております。そこで、塩崎駅をどのように観光へ結びつけていくのか、お伺いいたします。 4番目の項目といたしまして、観光資源の乏しい本市において敷島、双葉の北部に広がる自然は最も有効な財産の一つでしょう。昇仙峡といえば甲府、茅ヶ岳は韮崎、北杜と思われがちの人気スポットでありますが、それぞれ半分は本市であります。昇仙峡を訪れる観光客は甲府で食事をし、甲府でお土産を買い、甲斐市のすばらしい山々を見て帰っていきます。そのほか、商工会が行っている桑の実摘みも盛況であり、広域農道や環状道路などの道路整備も進んでおります。甲斐市北部の観光ビジョンについてどのような考えがあるか、お伺いをいたします。 5つ目の項目です。信玄堤の駐車場を整備することになっております。大型車をとめられるようになり、観光客への配慮としては非常に有効だと考えます。信玄堤は歴史的に貴重な場所であるとともに景観も非常によい名所だと思いますが、インターネット上のコメントでは、行ってみたが何もなかった、信玄の治水について何も見られなかったなど、残念なものが多いのが現実であります。せっかく訪れた観光客に貴重な歴史を紹介するため、隣接する勤労青少年ホームに信玄堤の展示を行い、あわせて市内の貴重な所蔵資料も公開し、小さくても博物館的な展示室を整備することがよいと思われますが、いかがでしょうか。 6つ目の項目として、JR竜王・塩崎の両駅や高速道路昭和インター双葉サービスエリアスマートインター、あるいは竜王駅の高速バス乗り場など、特に高速バスにつきましては羽田空港線、成田空港線、大阪線、名古屋線、静岡線などがあり、双葉のサービスエリアには新宿岡谷線の停留所もございます。このような多様な交通手段があることは本市の強みの一つであり、市民には非常に便利な環境でありますが、観光客を誘致する上でも有効な手段となるはずであります。この好条件をどのように生かしていくのか、お伺いいたします。 この質問、最後の項目です。いろいろな情報を市外に発信していくことが最も重要です。本市ホームページ観光ガイドポータルサイトでは、市民レポーターの記事など非常に努力をしているようでありますが、インターネット以外で本市をアピールする観光施策としてどのようなことを行っているのか、お伺いをいたします。 続きまして、市立小・中学校へのエアコン設置について質問をさせていただきます。 極めて異常な気象により、ことしの夏は記録を上回る暑い夏となりました。これまでも広く、そして強く要望のある小・中学校へのエアコン設置について、我慢できる状況も限界に達してきていると感じております。合併以前からエアコンを設置してあった双葉地域との格差に対する竜王・敷島地域からの苦情を抑えるため、扇風機を全教室に設置するという今思えばその場しのぎの対応は無駄ではなかったのかなと感じております。 かねてより、市長は夏は暑いもの、強い子を育てるというふうに言っております。基本的な考え方には賛同をするところでございますが、それだけでは世論を納得させるには厳しい現状であることは間違いないでしょう。それを裏づけるように、ことしの7月、8月の猛暑日を合わせると30日間もありました。私が小学生だったころの30年前、1983年の猛暑日を調べてみますと、7月の後半に2日間、8月には5日間と合わせて7日間しかありませんでした。さらに、保坂市長が小学生だった、60年前の1953年を調べてみますと、7月、8月の猛暑日はそれぞれ1日間ずつで、二月合わせてもわずか2日間、さらに驚くことは30度を超える日については20日間程度で、その2か月の3分の2以上の日が20度台でありました。近年がまさに異常気象だということでしょう。 暑いから夏休みがあるということだと思いますが、近年の夏休み前後、7月、9月を見ましても昔の夏休み中の気温よりも高い気温が続いております。また、校舎が木造だった昔と違い、風通しや屋根の形状を考えても校舎内の環境は現代のほうがはるかに厳しいでしょう。 全国の世帯におけるエアコンの普及率は約90%で、町に出ればほとんどの施設や店舗にはエアコンが完備されています。もちろんこの市役所庁舎でも例外ではなく、しっかりとエアコンが完備されております。 本年7月10日には防災無線で熱中症予防の注意喚起として、扇風機やエアコンなどを適切に使用し、涼しく過ごしましょうと流しています。防災無線で注意しなければならないほどの暑さの中、子供たちはエアコンのない校舎で勉強をしていたということです。 庁舎内のエアコンを切った状態で一日仕事をしてみたらどうなんだと実に厳しい意見をいただいたこともあります。しかしながら、その意見はもっともであります。暑すぎて仕事の効率は間違いなく低下することでしょう。恐らく子供たちの学習意欲も同じだということでしょう。 これまで小・中学校のエアコンの必要性について申し上げてまいりましたが、次のことについてお伺いをいたします。 現在、甲斐市の行政施設におけるエアコンの設置率について伺います。 2つ目の項目として、竜王・敷島地域のエアコンが未設置の小・中学校からのエアコンに関する意見・要望は出ているのでしょうか。正式な要望書という形ではなくても、それらの話が出たことがあるのか、お伺いいたします。 3番目の項目です。エアコンが設置されている双葉地域の校舎における教室でのエアコンの使用方法、ルール等についてどのようになっているか、伺います。 4つ目の項目です。全ての教室にエアコンを設置するとした場合、おおよそその費用について伺います。 5つ目の項目として、節電効果の高いGHP、ガスヒートポンプエアコンの導入をする学校がふえているようです。また、GHPエアコンは非常時には発電することもできるため、避難所となっている小・中学校には向いていると思いますが、いかがでしょうか。 6番目の項目です。一度に全ての教室にエアコンを設置するということは予算的にも難しいことは承知をしております。複数年度で計画を立て、まずは最も室温が上がる最上階から設置していくというのも一つの案だと考えております。 来年度も暑い夏がやってくることでしょう。今から計画を練り、来年の夏までには一歩でも前進していきたいと思いますが、小・中学校の全教室にエアコンを設置する考えがあるか、お伺いをいたします。 3番目の質問。ソーシャルメディア活用についてに移らせていただきます。 ほとんどの地方自治体では、広報誌やホームページという手段で住民に情報を提供しておりますが、ある自治体の調査によりますと、住民がホームページから情報を入手する割合は2割に満たないという結果が報告されております。ホームページは一方的な情報の発信に終始し、住民が望む情報をタイムリーに発信することは非常に難しいでしょう。 そこで、全国的に活用が急速に広がっているのがSNS、ソーシャルネットワーキングサービスであります。SNSは更新が容易で、発信に時間も技術も必要なく、短時間で的確に情報を発信できます。また、課や係といった小さな規模での情報発信についても可能なため、より活発な情報発信が可能になります。さらに、SNSは双方向性メディアであるため、市民からの直接的なレスポンスが行政にとって有益な意見としてデータを得ることができます。 国内のネットユーザーは推定1億人で、それに対しSNSの利用者はそのうちの50%、5,000万人以上で、利用者の純増数は年間で700万人に上っているといわれております。数あるSNSの事業者を利用率順で調べてみますと、最も利用者が多いのがフェイスブック34%、次にラインが27%、さらに続けるとツイッターが26%、ミクシーが22%、スカイプが16%となっております。 本市においても、いち早いSNSの活用が必要だと思われますが、当局の考えを伺います。 1つ目の項目として、ホームページにはホームページでなければできないことがあるので、今後もその運用を引き続きお願いしたいとは思いますが、ホームページだけでは市民への情報発信は満足いくものになっているとは考えられません。そこで、ホームページについて市民へのアンケート調査を行ったことがあるか、あればその結果について、なければ今後行う考えがあるか、お伺いいたします。 2つ目の項目として、SNSの活用において全国的にはかなり進んでいる自治体があります。先進自治体の状況を見ると、メリットだけでなく、もちろんデメリットも存在するのは事実であります。本市に合った使い方をすることで、SNSの特性を生かすことができるでしょう。他市町村で活用しているSNSについて研究を行ったことがあるか、あればその内容について、なければ今後行う考えがあるか、お伺いいたします。 3つ目として、本市では山梨申請予約ポータルサイト、やまなしくらしねっとを活用しておりますが、余り使いやすいシステムとはいえません。防災無線が聞き取れず困ったことがあるので、私もメールマガジンには登録しており、その防災無線の内容をメールで受信をしております。しかし、それ以外で使用したことはなく、施設の利用申請をしようとしましたが、ネット上では予約ができず、結局電話をすることになってしまいました。そこで、やまなしくらしねっとの利用状況と市民の反応について、またこのシステムの必要経費について、お伺いをいたします。 4つ目の項目です。時間をかけて検討することも必要ではありますが、時として思い切って始めてみることも大切だと思います。今回私が提案しているSNSについては、改めて予算編成をしなければならないということではありません。まずは試験的にでもできることから少しずつ始めてみてはいかがでしょうか。SNSの活用について、前向きなご答弁をお願いいたします。 以上、3件について質問をさせていただき、創政甲斐クラブの代表質問とさせていただきます。ご答弁よろしくお願いいたします。 ○副議長(山本今朝雄君) 質問が終わりました。 当局の答弁を求めます。 保坂市長。     〔市長 保坂 武君登壇〕 ◎市長(保坂武君) 本日もご苦労さまです。 まず、先日県の交通政策課がシートベルトの着用率について調査を7月、8月にされた結果を報道から入手したニュースでありますが、市町村別でシートベルトの着用について、運転席では甲斐市と上野原市が99.8%でトップだったということ、それに踏まえて助手席の方がシートベルトをしている状況は山梨市と韮崎市と甲斐市が100%だったと、こういうふうな統計が出ておりまして、まさに甲斐市は運転者、そして助手席にいる方もシートベルトを着用しているということで、市内の方とは限りませんが、市内外の方たちがシートベルトについては非常に関心を持っていただいているということであります。 今後は全席がシートベルトを着用という調査もあるようですが、一応私どもは車に乗ったら全席にシートベルト着用というような機運を高めていくには、私ども率先していくべきではないかなというふうに考えるところであります。今後も引き続きシートベルトへの関心は持っていただけたらと、こんなふうにお知らせをさせていただき、またお願いもしたいと存じます。 それでは、代表質問の答弁に入りたいと思います。 長谷部集議員から創政甲斐クラブの代表質問をいただいております。 まず、観光振興施策について幾つかご質問をいただいております。 現在、市においては味覚探訪ツアー観光巡回バスの運行や、JRとタイアップした駅からハイキング事業を順次開催し、県内外からの集客を図っております。今後、観光振興につきましては、総合的には本市が有する自然、歴史、文化、特産品やワイン産業などを連携させた有効な活用を考えるとともに、市民が地域資源の重要性を再認識し、市民全体で観光客をもてなす体制づくりが必要であると考えております。 短期的には味覚探訪ツアーの実施や商工会と新たに連携した小さな旅事業の充実、中期的には、開通が予定されている広域農道を利用した地域資源の連携による新たな観光ルートの創設やPR、長期的には、観光受け入れ態勢の充実、商工会観光部の育成支援や他産業との連携による観光振興への取り組みを行っていきたいと考えております。 次に、山県大弐に関するアピールにつきましては、市といたしましては、これまで平成23年7月から毎月広報誌で大弐に関する記事の連載を続けております。また、歴史講座として大弐ゆかりの地への探訪など、市民を対象とした企画を実施し、周知してまいりました。さらに、現在開催中の国民文化祭においてもミュージカルや朗読劇で取り上げております。今後は山県大弐に関連するさらなる歴史遺産の掘り起こしを行い、大弐の細かな軌跡を明らかにしていくとともに、大弐関連の地や研究者との連携や大弐学問祭りの開催、JR東日本指定の駅から歩くウオークラリー「えきぽ」、市が開催する小さな旅事業などを利用し、市内外に向けて発信を行っていきたいと考えております。 塩崎駅につきましては、周辺にワイナリーやサクランボ等の果樹園、桑の実摘みができる桑園があり、ワイナリーや農園への観光、双葉農の駅や百楽泉への最寄り駅として重要な施設となっております。市では小さな旅やJR東日本のウオークラリーコース「えきぽ」の起点として駅を利用しているところでありますが、塩崎駅周辺の観光資源のさらなる活用や魅力を発信できる新たなツアールートづくりを進め、観光ルートの起点としての利用を今後も検討していきたいと考えております。 甲斐市北部につきましては、豊かな自然が広がり、市の貴重な観光資源となっております。現状においては茅が岳、太刀岡山、自然観察路などの登山道整備やワイナリーをめぐる観光巡回バスの運行などにより集客を図っているところですが、広域農道の整備により、桑園や果樹園、クラインガルテン、ワイナリー等の施設が農道沿線に配置されることとなり、各施設の一体的な利用が可能になるとともに、広域的な連携も可能になると考えております。 今後、市では桑の実摘みやサクランボ狩り、梅もぎなどの観光農園や他の資源や施設を利用した観光ルートづくりを進め、北部地域の観光巡回バスの運行等により観光振興を考えられると思っております。 次に、信玄堤につきましては、甲斐市の重要な文化遺産であり、おみゆきさんの実施などを通じて県内外にPRを行うとともに、現在は観光バスが駐車できるよう信玄堤公園駐車場の整備工事を進めているところであります。 ご質問の歴史資料の展示については、堤の上に国土交通省が設置した信玄堤に関する音声案内板や説明看板、復元された聖牛などが設置されております。また、ドラゴンパーク管理棟にも信玄堤に関する歴史的文書の写しや、国土交通省が設置した大型の地形図等の資料が展示されておりますので、この施設の利用促進を図りたいと考えております。信玄堤付近には太白桜の植栽も進め、景観向上にも努めているところでありますが、勤労青少年ホームの活用は今後の課題であると考えております。 次に、JR、高速道路等を利用した観光客の誘致についてでありますが、現在市では竜王駅を活用した各種イベント事業を実施しておりますが、集客についてはJRとタイアップを行い、JRが発行するパンフレットへのイベント掲載、JR八王子支社管内の各駅にポスターを掲示してPRを行っております。また、県内の高速道路サービスエリアには甲斐市の観光地、イベントを掲載したフリーペーパーが置かれており、特に談合坂サービスエリアには甲斐市の観光パンフレットを備えつけ、高速道路を利用する方々への情報提供を行っていますので、引き続き各交通機関等への情報提供の充実に努めてまいりたいと考えております。 市の観光情報につきましては、観光ポータルサイトの活用を初め、東京及びその近隣地域への新聞、フリーペーパーへの広報掲載やラジオへの出演、山梨観光推進機構主催による東京での観光説明会、商談会への参加、他市が開催しているイベントへの出展などにより情報発信を行っているところであります。 次に、市立小・中学校へのエアコン設置についてお尋ねをいただいております。 現在、甲斐市の行政施設において学校関係を除く庁舎、公民館、図書館など市民の皆様に利用していただいている57の施設のうち、50施設にエアコンが設置されており、設置率につきましては87.7%となっております。 また、小・中学校からのエアコンに関する意見、要望につきましては、昨年度甲斐市PTA連絡協議会、甲斐市校長会、甲斐市教育協議会から、暑さ対策についてエアコンの設置要望をいただいております。 次に、双葉地域の小・中学校でのエアコンの使用方法、ルール等についてでありますが、教室温度が30度C以上となった場合に使用することとしており、設定温度は28度C、休み時間は使用を停止するなどのルールを定めております。 なお、本年の夏休みまでの双葉地区の小・中学校のエアコン使用日数は1校当たり10日から15日程度であります。 次に、教室にエアコンを設置するとした場合のおおよその費用につきましては、普通教室1室当たり約200万円、特別教室1室当たり約250万円がそれぞれ見込まれ、竜王・敷島地区の小・中学校全ての教室へ設置した場合は、普通教室が約4億3,000万円、特別教室が約2億2,000万円の合計6億5,000万円、さらに電気料や清掃料の維持管理費が毎年度約1,000万円必要であると試算をしております。 次に、節電効果の高いといわれているガスヒートポンプにつきましては、燃料費が安価で非常時には発電することも可能であると承知しております。一方、設置費が通常のエアコンより約2割増しになることや、エンジンオイル交換やエアクリーナーの点検整備など、メンテナンス費がかかること、また避難所である学校には既に別の発電設備があることなどから、設置の考えはありません。 次に、小・中学校の全教室にエアコンを設置する考えがあるかとのお尋ねにお答えをいたします。 私は平成18年から19年ごろ、甲斐市の不登校の割合が全国で最も高いという状況を大変憂慮し、平成20年の市長就任以来、日本の未来を担う子供たちの教育に特に重点を置いてきたところであります。それを施策として示したものが創甲斐教育であり、この施策の柱の一つに丈夫な体をつくることがあります。エアコンの導入については、まず日本には四季があり、成長の過程で暑さ寒さを肌で感じ、その変化に対応できる健やかでたくましい身体と感性豊かな人材の育成が重要だと考えております。 野球やサッカーを初めとするスポーツ選手は、夏の暑さ、冬の寒さの中、厳しい練習を経験し、将来大人になり、暑いから、寒いからといって逃げない、社会の厳しさにも耐えられる人が育っていくと考えております。 2点目に、医学的にも人間は気温が高いときや運動などのとき、汗をかいて体温を下げて、体温調節をする機能を持っておりますが、近年エアコン生活や運動不足から汗をうまくかくことができない低体温の子供がふえているという報告もあります。エアコンに頼り過ぎない生活をすることで、丈夫で免疫力がある健康な体づくりを子供のときから心がけることが必要だと考えております。 とはいえ、確かに近年夏季休暇前後にも非常に暑い日が見受けられます。このような状況から、市では暑さ対策の一環として各教室に扇風機を設置し、そして家庭の協力をいただきながら水筒の持参、また汗拭き用のハンカチ・タオルの携行を促し、また直射日光が教室に差し込まないようゴーヤやアサガオを利用した緑のカーテンを設置する学校も取り組みを行っております。さらに、本年度は水を霧状にしたミストと扇風機を組み合わせたミストファンを設置し、屋外での運動等の後や休み時間、そして登校の際にこれを活用することで体温のクールダウンを図っております。そのほか、教育委員会では新たに今後冷水機の活用なども検討しているところであります。 また、一方でさまざまな教育の充実を図っております。今年度からは特に乳幼児の時代から本物の英語に触れ合えるよう、保育園・幼稚園への外国人の英語教師を派遣いたしました。また、公民館を単位とした外国人の英語教師による英語ふれあい教室などを開催し、好評を得ております。 また、市内の学校ではクラブ活動などさまざまな取り組みが行われており、児童・生徒たちがすばらしい成果を出しております。例えば、この夏、敷島中学校吹奏楽部は西関東大会で金賞を受賞し、東日本の大会へ出場が決まりました。また、敷島南小学校や竜王北小学校の吹奏楽部も西関東大会に出場します。そのほか、なぎなたや柔道、水泳、アーチェリーなどの30を超える競技で県代表として県外の大会に出場をいたしております。これらは、甲斐市にとって大変喜ばしいことであり、子供たちにとっても大きな誇りと自信となるものであります。市では、これらの大会への参加経費やユニフォームの新調など、子供たちの頑張りを支援しております。 エアコンの導入に関しましては、これらの健康面、教育面に加え、設置における多額の費用とランニングコスト、あわせて稼働の状況なども考えました。子供たちにできるだけいい環境で教育を受けさせたいという心情は私も十分理解するところでありますが、将来市を、日本を担う大切な子供たちをたくましく育てたいと考え、エアコンの設置については現在のところ差し控えているものであり、ご理解をいただきたいと存じます。 次に、ソーシャルメディア活用についてご質問をいただいております。 市ホームページの市民アンケート調査につきましては、議会にも報告させていただきましたが、平成24年9月号の広報誌において実施いたしました。回答者は639人で、よく利用する61人、たまには利用する216人、ほとんど利用しない362人という結果でありました。ほとんど利用しないとの回答が多かった理由の一つとしては、回答者639人のうち、60代以上の方の割合が全体の6割を占めていたことが考えられます。 SNSにつきましては、時間も技術も必要なく短時間で的確に情報が発信でき、情報の共有化を図ることができるなど、市民同士、あるいは行政と市民との情報伝達や意見交換の手法として有効な手段と考えております。平成24年3月定例会でのご質問の後、職員プロジェクトチーム、市民への情報発信手法を考える検討会を立ち上げ、県内のSNSの活用事例や甲斐市における有効な活用手法などを調査研究しております。 やまなしくらしねっとでありますが、この事業は山梨県及び県内市町村が行政手続の電子化の共同処理を目的として、山梨県市町村総合事務組合にシステムの管理運営費の負担金を支出しているところであります。平成24年度の利用状況としましては、全体のアクセス数が15万1,597件であり、メールマガジンに登録している甲斐市民は5,820人となっております。また、市内利用者を対象とした調査は未実施でありますが、昨年度県民の日にアンケートを実施しましたところ、677人に回答をいただき、知っていた方が217人と約3分の1、そのうち実際に利用した経験がある方は61人と約1割でありました。平成24年度の経費といたしましては、システム利用負担金として430万2,000円を支出しており、平成15年4月の発足時からの累計額は7,386万1,000円となっております。今後におきましては、よりよいシステム運用としていくため、ご指摘の課題等を整理し、改良するよう要請してまいりたいと考えております。 なお、SNSは活用する自治体がふえる一方、不適切な投稿によるコミュニケーション上のトラブル、また職員が回答への対応に追われ、本来の業務に支障を来す例も少なくありません。このため、職員プロジェクトチームによる情報発信手法の調査研究を行っておりますが、来年4月にリニューアルする甲斐市ホームページの連携などを踏まえて、導入を前提に検討してまいりたいと考えております。 1点補足させていただきますが、エアコンにつきまして多分小学生ぐらいのお子さんをお持ちのご婦人の家庭から、3通の市長への手紙が届いておりまして、先ほど私が述べたようなことを若干簡略ですがご返事させていただいてあります。お一人だけ、またご返事がありまして、他の町村の利用状況とか設置状況はいかがかというようなご質問もございましたので、ご返事をさせていただきました。また、関連等でご答弁させていただくことになろうかと思いますが、そのようなことも3点市民からあったことを申し添えて、答弁を終わらせていただきます。 ○副議長(山本今朝雄君) 当局の答弁が終わりました。 再質問ございますか。 11番、長谷部集君。 ◆11番(長谷部集君) 非常に長いご答弁、本当にありがとうございます。 中には前向きな答弁、そしてちょっと残念な答弁もありましたが、それらを含め、質問した順番で再質問をさせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 まず、観光振興施策についての1つ目の項目についてでありますが、味覚探訪ツアー観光巡回バスを行っております。その乗車状況についてお伺いをしたいと思います。それぞれの利用者数、またその乗客が味覚探訪ツアーだけを目的に山梨のほうに、甲斐市のほうに訪れたということはちょっと考えられませんので、その乗客がどこから来てどこへ行くのか、またこのツアーをどのように知ったのか、さらにはどうして甲斐市に来たのかなどなど、調査できていればお伺いをしたいと思います。お願いします。 ○副議長(山本今朝雄君) 答弁を求めます。 米山建設産業部長。 ◎建設産業部長(米山徳彦君) お答えします。 平成24年度の味覚探訪ツアー、参加者は2日間で311人でありました。観光巡回バスの利用者は20日間運行により、1,586人が乗車しております。 アンケート調査味覚探訪ツアーについてのみ実施しておりまして、参加者は県内194人、うち市内115人、県外は117人でありました。県外では東京、埼玉、千葉からの参加者が多く、参加者はホームページ、チラシ、ポスター等の情報により参加した方が多数でありました。ご承知のとおり、味覚探訪ツアーにつきましては、竜王駅から市内3か所のワイナリーと農産物の直売所等をめぐるバスの旅でございまして、その後の南アルプスのほうへ行くのか、その辺の検証はまだしておりませんので、よろしくお願いします。 ○副議長(山本今朝雄君) 再質問ございますか。 11番、長谷部集君。 ◆11番(長谷部集君) ありがとうございます。 今の数字を聞きましても、県外から117人の方が2日間で味覚探訪ツアーに参加していただいているという、非常にありがたい結果だったと思います。また、ことしも予定をされています。恐らく来年、再来年とまたさらに多くの方がおいでいただけるというふうに思っておりますけれども、この味覚探訪ツアーを成功させることももちろん大切でありますが、そこから甲斐市の観光というものをまた考えていく、その足がかりにするという意味でも、今後観光客としていらした方の調査というものを、また、その観光客の方に余り負担をかけない程度でぜひ行っていただきたいなというふうに思います。 また、ご答弁の中に小さな旅というものが出てきております。小さな旅に着手して相応の年月が経過しているわけではありますけれども、これまでの成果についてお伺いをしたいと思います。単にルートができたということではなくて、観光活性化へどのような影響をこの小さな旅が与えているのかについてお伺いをしたいと思います。 ○副議長(山本今朝雄君) 答弁を求めます。 米山建設産業部長。
    ◎建設産業部長(米山徳彦君) お答えいたします。 この小さな旅につきましては平成21年度から始まり、既に24コース、小さな旅を甲斐市で実施しております。1,000人以上の方々に参加していただき、好評を得ておるところでございます。 なお、道路を歩き、探訪するということでございますので、安全のために定数は50人以下ぐらいでとどめまして、ガイドの声も聞こえるようにということで、それほど100人とか200人とかという数字じゃなくて、危険も伴いますから人数を少な目にして対応している状況です。 以上です。 ○副議長(山本今朝雄君) 再質問ございますか。 11番、長谷部集君。 ◆11番(長谷部集君) また、ご答弁の中に観光受け入れ態勢の充実を図っていくということが言われているわけですけれども、この受け入れ態勢の充実というのはどのようなことを考えているのか、お伺いをしたいと思います。 ○副議長(山本今朝雄君) 答弁を求めます。 米山建設産業部長。 ◎建設産業部長(米山徳彦君) お答えします。 小さな旅の実施につきましては、商工会や地元のボランティア団体の協力を得まして実施しておりますが、同様により多くの団体や商店とも連携しまして観光客の受け入れを行っていきたいと考えております。 ○副議長(山本今朝雄君) 再質問ございますか。 11番、長谷部集君。 ◆11番(長谷部集君) 多種多様な団体のある中で、特に商工会の観光部ということになってくるのかなというふうに思いますけれども、この商工会の観光部の育成支援や他産業との連携というふうに、また答弁の中で言われておりますけれども、どのような連携を考えているのか、お答えをお願いしたいと思います。 ○副議長(山本今朝雄君) 答弁を求めます。 米山建設産業部長。 ◎建設産業部長(米山徳彦君) お答えします。 商工会観光部への協力や支援、異業種との交流、これらによる新たな観光資源の発掘等によりまして、観光振興を推進していきたいと考えております。 ○副議長(山本今朝雄君) 再質問ございますか。 11番、長谷部集君。 ◆11番(長谷部集君) 答弁いただいている中で、いろいろ教えていただいた話によりますと、ルートづくりであるとか、商工会観光部に新たな観光資源の発掘をしていただくとか、いずれにしましても、ここで言っていることは全て今後の甲斐市の観光を充実させるためのまず入り口、出発段階だというふうに思っております。ルートを幾つもつくって、その中で形になり、またそこからすばらしい観光地がまた見えてくるということにつながってくることだと思いますので、ぜひこの事業を進めて継続していただければなというふうに思っております。 次の項目の再質問に移らせていただきます。 山県大弐に関してですけれども、さらなる歴史遺産の掘り起こしなど研究を進めるというふうにご答弁でおっしゃっております。これまでの成果、また新たな発見ということが、可能性があるのか、その辺についてお伺いをしたいと思います。 ○副議長(山本今朝雄君) 答弁を求めます。 金丸教育部長。 ◎教育部長(金丸博君) お答え申し上げます。 山県大弐に関しては、市としての調査研究は始まったばかりでありますが、これまでに大弐の孫である竹尾筑善の存在と、その御所の確認をしております。また、大弐は幅広く活躍しており、その人脈も含めた足跡は全国に及んでおります。近年、各地域での市史編さんなどの事業も大きく進んでいることから、これらの調査による新たな資料の発見の可能性もあると考えております。 以上です。 ○副議長(山本今朝雄君) 11番、長谷部集君。 ◆11番(長谷部集君) まだ研究が始まったばかりというご答弁ですので、今後の発掘に大いに期待をするところであります。もちろん山県大弐をこれから全国的にPRをしていくということになりますと、そういう研究も全て基礎となりますので、ぜひご活躍を期待するところであります。 しかしながら、山県大弐を観光につなげるという場合には、研究を進めるだけではなかなか知名度が上がるものではございません。その知名度を上げることが最も重要で、観光につながるというふうに考えております。それには考えられる限りの媒体に大弐を載せてPRしていくべきだというふうに思っております。 以前にも一般質問で私のほうで提案をさせていただいておりますけれども、龍王源水のパッケージ、あるいは赤坂とまと、市の封筒、多少お金はかかりますけれども、公用車に山県大弐の絵を入れてしまうとか、いろいろと方法はあると思います。中には、経費をかけずにできることもたくさんあると思いますので、そういうときには次回の発注の際からリニューアルをするということも考えられるのではないかなと思っております。 竜王源水につきましても大弐源水でいいと思いますし、赤坂とまとにつきましても大弐とまとでもいいと思います。焼酎につきましては大弐という名前を使っていただいて非常にありがたくは思っておりますけれども、いろいろな面で露出をとにかく数多くするということがまずPR、知名度を上げることにつながると思いますけれども、いかがお考えでしょうか。 ○副議長(山本今朝雄君) 答弁を求めます。 米山建設産業部長。 ◎建設産業部長(米山徳彦君) 貴重なご提言、ありがとうございます。 山県大弐を大いにPRするよう今後検討していきたいと考えております。 以上です。 ○副議長(山本今朝雄君) 11番、長谷部集君。 ◆11番(長谷部集君) ぜひ知名度を上げるための手法というものを検討、研究を進めていただきたいと思います。 3つ目の項目に移ります。 塩崎駅の周辺につきまして、JR東日本のえきぽというものを利用されているというお話ですけれども、このえきぽというのはいつごろから利用しているのか、またえきぽについての詳細について、お伺いをしたいと思います。 ○副議長(山本今朝雄君) 答弁を求めます。 米山建設産業部長。 ◎建設産業部長(米山徳彦君) お答えします。 えきぽは、中央線の各駅を基点として始まるウオーキングコースやハイキングコースでありまして、現在90以上のコースが設定されております。平成23年10月からは塩崎駅にもコースが設定されています。 なお、参加実績等につきましてはJRが公表しておりませんので、不明であります。 以上です。 ○副議長(山本今朝雄君) 11番、長谷部集君。 ◆11番(長谷部集君) ホームページ上でJR東日本のホームページを見ますと、えきぽというのがすぐ見られますので、ぜひ見たことのない方には一度見ていただきたいなというふうに思います。 塩崎、竜王駅の前後の例えば甲府駅、韮崎駅を見ますと、そこに載っているコースというのは結構長い、2時間、3時間のコースがある中で、1時間少しで回れる塩崎、竜王駅のコースというのが非常に手軽にできるコースとなっております。ぜひ手軽に回れるということになりますと、県外からということではなく、市外、市内の方にも利用していただけるということでもありますので、ぜひ宣伝のほうをして利用促進していただければというふうに思います。 塩崎駅につきましては、南アルプス市方面、特に八田方面の玄関口としても利用をされております。また、今後その利用も広がるものと期待ができるところでありますけれども、広域的な観光政策というふうに考えますと、南アルプスと甲斐市の連携によるメリットというものも出てくるのではないかなというふうに考えています。南アルプス市方面との連携で観光政策につながることを検討できないか、お伺いをしたいと思います。 ○副議長(山本今朝雄君) 答弁を求めます。 米山建設産業部長。 ◎建設産業部長(米山徳彦君) お答えします。 南アルプス山麓、それからフルーツ劇場プロジェクト推進協議会、これは構成団体が甲斐市、南アルプス市、中央市、昭和町、3市1町で平成21年度に発足、中部横断道の沿線の自治体において地域活性化について協議を行っているものでありまして、塩崎駅等の観光利用につきましても連携できないか、これから研究をいたしたいと思います。 ○副議長(山本今朝雄君) 再質問ありますか。 11番、長谷部集君。 ◆11番(長谷部集君) やはり山梨県自体が非常に小さい自治体でありますし、その中の構成市町村というのも手を結んでいきながら力を携えなければならないという現状であります。そんな中で、今のような取り組みを検討していただけるというのは、非常に将来性がある内容だと思いますので、ぜひ甲斐市だけのことにとらわれず、この地域一帯が観光地として知名度を上げられる、観光客の誘致が進むような政策をまた検討していただければというふうに期待をさせていただきたいと思います。 次の項目に移ります。甲斐市北部についてであります。 北部の豊かな自然を満喫してもらえるには、登山は欠かすことのできない観光資源であります。年間の登山客はどのぐらいになっているのでしょうか。今後どのように増加をさせていくのか、また今後登山について必要な施設や設備等はあるのか、あるいは登山道の整備についてどのように計画を立てているのか、お伺いをしたいと思います。 ○副議長(山本今朝雄君) 答弁を求めます。 米山建設産業部長。 ◎建設産業部長(米山徳彦君) お答えします。 現在、年間の登山客数の把握につきましては把握できておりません。 今後の登山道の整備につきましては、案内標識の整備、草刈り、倒木の除去等を継続して行っていく予定であります。案内標識につきましては矢印が消えているとか、そういうものについて職員がスプレー等を持って修正に行ったり、補修を行っているという状況です。あと、太刀岡山、茅ヶ岳、曲岳等々の場所に行ってこれらの作業をしております。 以上です。 ○副議長(山本今朝雄君) 11番、長谷部集君。 ◆11番(長谷部集君) ありがとうございます。 登山道の整備につきましてはもちろん第一に安全ということが挙げられるわけですけれども、その安全を確保した上に、さらに登山客に有効なわかりやすい表示になる整備というものをまた進めていただければというふうに思います。 特に、甲斐市にある山、茅ヶ岳や太刀岡山、茅ヶ岳につきましてはもう既に知名度のある有名な山ですし、やはり北杜市や韮崎市のほうから登るということが多いということもありますので、甲斐市の茅ヶ岳ということをまたアピールを進めていただければと思います。太刀岡山につきましては簡単に登れる山ということでもありますし、冒頭質問の中で言いました富士山が世界遺産になった--もちろん世界遺産の富士山に登ることも観光客の希望だと思いますけれども、その世界遺産の富士山をすばらしき景観で遠くから見られるということも含めますと、太刀岡山、非常にすばらしい資源だというふうに思っております。太刀岡山の登山というものを多分知っている方が少ないのかなというふうにも思いますので、ぜひPRのほうを進めていただきたいなというふうに思います。 広域農道の完成後には、ワイナリーやクラインガルテン等、そういうものが沿線にあるわけでありますけれども、既存の施設以外に農道沿線に新設される施設というのはあるのでしょうか、お伺いをいたします。 ○副議長(山本今朝雄君) 答弁を求めます。 米山建設産業部長。 ◎建設産業部長(米山徳彦君) お答えします。 現在、茅ヶ岳東部広域農道沿いに新設される施設は計画されておりませんけれども、広域農道沿いのクラインガルテンに昨年ノウゼンカズラを試験的に植栽しまして、夏、秋を通しまして赤い花等が咲いて観光客の目を楽しませるように、またクラインガルテンのクラブハウスの農産物直売の充実など、今後この道路を生かす方法として観光農園等の設置等も検討をしてまいりたいと考えております。 以上です。 ○副議長(山本今朝雄君) 11番、長谷部集君。 ◆11番(長谷部集君) 農道沿いは以前にも猪股議員等から質問があった内容ではありますけれども、景観は非常にすばらしいものがあると思います。そんな中、梅や桜、いろいろな花を季節ごとに楽しむこともできますし、もちろん季節ごとのそこから見る甲府盆地のほうの周辺、景観というのは非常にすばらしいものがあると思います。ぜひ観光客が通るだけの道ではなくて、通ったときにちょっと足をとめていただけるような計画をしていただければというふうに考えております。 それでは、次の項目に移らせていただきたいと思います。 信玄堤の件でありますけれども、現在、ドラゴンパークの管理棟に展示をしているということは私のほうでも承知をしておりますが、その入場者数というのはどのぐらいになっているのか、お伺いをしたいと思います。 ○副議長(山本今朝雄君) 答弁を求めます。 米山建設産業部長。 ◎建設産業部長(米山徳彦君) お答えします。 ドラゴンパークは自由に入場ができる入場者数については把握はしておりませんけれども、年間約10万人が来場しているということでございます。多くの入場者があると考えておりますので、展示室に来館者の記帳ノートがありますが、若干パンフレットラックにつるしてあるというだけでありまして、小さな机を設置して記帳できるようにし、今後の入館者数の把握に努めるとともに、感想や意見が書けるように可能な限り改善をし、展示室に多くの来館者が来ていただけるような研究をしてまいりたいと考えております。 ○副議長(山本今朝雄君) 11番、長谷部集君。 ◆11番(長谷部集君) ドラゴンパークは主に利用者は近隣の住民や市民で、ジョギングをしたりするような、子供たちが遊んだりというような、そういう施設でありますので、観光スポットではございません。そういうことを考えますと、年間10万人の方がドラゴンパークを利用しているとはいえ、展示室でその展示を見ている方というのは恐らく少ないのではないかなというふうに察します。 歴史資料を展示するということを考えますと、やはりドラゴンパークというよりは、主に観光客が来る、観光客を呼びたいというふうに考えている信玄堤のほうが展示するにはよいというふうに考えますが、いかがでしょうか。 ○副議長(山本今朝雄君) 答弁を求めます。 米山建設産業部長。 ◎建設産業部長(米山徳彦君) お答えします。 現在の勤労青少年ホームの施設管理体制というのは、施設を利用するときに開館をする方式をとっておりまして、常時開館しておりません。このようなため、資料展示をしようということができませんので、バスが来ます、お客さんがたくさん来る、そこに合わせて座っているということになると、その体制は日中ずっといなければならないということですから、ドラゴンパークへの案内看板等の設置を検討していきたいと思っております。そちらで見学してくださいということで考えております。 ○副議長(山本今朝雄君) 11番、長谷部集君。 ◆11番(長谷部集君) 確かにおっしゃるとおり、いつ来るかわからない観光客のためにそこに人員を配置するというのは非常に経費的にも無駄なことだというふうに理解はいたします。ぜひドラゴンパークの展示室をそういう形で使っていくということであれば、信玄堤に来たお客さんにドラゴンパークのほうまで足を延ばしてもらえる、そこまで伸ばしてもらえればドラゴンパークの景観も非常にすばらしいものがありますので、それはそれでいいのかなというふうに思いますけれども、ぜひその施策を充実させていただき、またそういうお客さんがふえてきたときには、ぜひ信玄堤への資料展示というものもまた今後検討をしていただければというふうに思います。 私は信玄堤の展示室にこだわっているということではなくて、市内でも指折りの観光スポットという信玄堤を訪れてくれる観光客の人に満足して帰ってもらいたいというふうに考えております。景観やロケーション、すばらしいものがございます。今のままでは十分ではありませんので、また大型駐車場を整備しております。そのバスに乗ってくる観光客をどのように今後楽しませていくのか、満足させるのか、お伺いをしたいと思います。 ○副議長(山本今朝雄君) 答弁を求めます。 米山建設産業部長。 ◎建設産業部長(米山徳彦君) お答えします。 信玄堤には新たに太白桜の植樹を行ったわけでございますけれども、信玄堤20本、現在整備している駐車場にはここも太白桜を3本ということで植えまして、今後は桜の名所、また紅葉の見どころとして広くPRを行っていきたいと思っております。 ○副議長(山本今朝雄君) 11番、長谷部集君。 ◆11番(長谷部集君) ぜひ期待をさせていただきたいと思います。 次の項目に移ります。 JRの鉄道駅にポスターを掲示しているということであります。そのポスターはJRの八王子支社管内の駅というふうにご答弁をいただいておりますけれども、JR八王子支社管内の駅というのは、どの辺からどの辺までの駅のことをいうのか、お伺いをしたいと思います。 ○副議長(山本今朝雄君) 答弁を求めます。 米山建設産業部長。 ◎建設産業部長(米山徳彦君) お答えします。 JR中央線の吉祥寺の駅より西側ということで、72の駅にポスターを掲示する予定であります。 なお、今年度は特別に無料で新宿駅へのポスター掲示ができることとなっており、大きな集客が期待されます。そんなことで考えております。 以上です。 ○副議長(山本今朝雄君) 11番、長谷部集君。 ◆11番(長谷部集君) 私が思っていたよりもずっと都心に近い、吉祥寺の駅までがその管内ということで、そこまで甲斐市のポスターを張っていくというのは非常に効果が期待できるなというふうに思っております。また、今のご答弁にありましたように、新宿駅に無料でポスターを掲示していただけるというふうにしていただいたということで、非常に担当課の皆さんの努力に感謝するところであります。恐らく張っていただくポスターは味覚探訪ツアーのポスターということだと思いますけれども、先ほど質問をした中にもありましたように、この探訪ツアーがさらに大きな集客力となることを期待をさせていただきたいと思います。 駅掲示のポスターやJRのパンフレット等に対する反応はこれまであったのか、あるいは見た方から問い合わせの電話等があったのかについてお伺いをしたいと思います。 ○副議長(山本今朝雄君) 答弁を求めます。 米山建設産業部長。 ◎建設産業部長(米山徳彦君) 昨年もその前の段階もあれなんですけれども、電話での問い合わせが約50件近くありまして、PR効果は非常に高いと考えております。 ○副議長(山本今朝雄君) 再質問ございますか。 11番、長谷部集君。 ◆11番(長谷部集君) やはり人口も非常に多く、駅の利用者も多い都会の駅にそういうポスターを張るというのは非常に効果があるということで、50件も電話での問い合わせがあったということですので、ぜひ今後も続けていっていただきたいなというふうに思います。 話はかわりますけれども、駅ではなく今度は高速道路のサービスエリアについてですが、サービスエリアでのPR活動につきましては、パンフレットの備えつけというふうにご答弁にありますけれども、パンフレットの備えつけ以外にどのようなPR活動を行っているのか。 以前、私の記憶ですと、双葉のサービスエリアでブースをつくってPR活動等を行っていたような記憶がありますけれども、最近はどのようなことを行っているのか、お伺いをしたいと思います。 ○副議長(山本今朝雄君) 答弁を求めます。 米山建設産業部長。 ◎建設産業部長(米山徳彦君) お答えします。 中日本高速道路株式会社のサービスエリアへの案内ブースの設置には、1日2万円、年間で約700万円の使用料が発生するため、現在のところ予定はしておりません。 ○副議長(山本今朝雄君) 11番、長谷部集君。 ◆11番(長谷部集君) ちょっと驚くべき金額ですけれども、1日2万円、700万円の効果を期待して700万円を払うというのは、ちょっとこの金額だと難しいかなと思いますけれども、そういうことでしたらいた仕方ないかなというふうには思います。また、かわる何か経費のかからない方法をまた考えていただければというふうに思いますけれども、双葉サービスエリアにはスマートインターもありますので、ハイウエーオアシスを併設させるのはいかがかというふうに考えております。 中央自動車道では、まだハイウエーオアシスはつくられていないというふうに私のほうで記憶をしておりますけれども、立地的にも裏手に芝生広場やJAのよってけし等もあり、高速利用者だけでなく一般道からの利用者も期待できるところだと考えております。ハイウエーオアシスで観光誘致の成功をしているところが結構ありますので、甲斐市のほうでも検討してはいかがかなというふうに思いますが、どうでしょうか。 ○副議長(山本今朝雄君) 答弁を求めます。 米山建設産業部長。 ◎建設産業部長(米山徳彦君) お答えします。 ハイウエーオアシスはサービスエリアに隣接いたしまして、サービスエリアとの間を自由に行き来できる都市公園、それは地域振興施策等の大きな施設であるため、建設につきましては今後の課題であると考えております。 ○副議長(山本今朝雄君) 11番、長谷部集君。 ◆11番(長谷部集君) 大きな話ですので、もちろんこの場で答弁はいただけないと思いますけれども、ぜひ前向きに検討をしていただければと思います。 双葉サービスエリアスマートインターへの大型車の乗り入れについて、以前から質問をしてまいりましたけれども、その都度、開発1号線の状況を見ながら完成にあわせてというご答弁をいただいております。開発1号線の完成も目前まで迫った今としてどのようになっているのか、改めてお伺いをしたいと思います。 ○副議長(山本今朝雄君) 答弁を求めます。 米山建設産業部長。 ◎建設産業部長(米山徳彦君) 双葉サービスエリアスマートインターへの大型の乗り入れにつきましては、現在来年度早々の運用開始に向け、国及び中日本高速道路株式会社と協議をしておりますので、ご理解をお願いします。当然、開発1号線等々の完成が条件でありますので、そんなことで進めております。 以上です。 ○副議長(山本今朝雄君) 11番、長谷部集君。 ◆11番(長谷部集君) ずっと期待してまいりました大型車の乗り入れというのが来年の4月を目標に今進んでいるというご答弁をいただきました。ありがとうございます。開発1号線の完成ももちろんあると思いますけれども、その暁に開かれる大型車の出入り口をぜひ観光へ結びつけていただけるような施策をまた検討していただきたいと思います。 最後の項目に移ります。 新聞やフリーペーパーへの掲載やラジオ出演というようなものもあるようでありますけれども、それについて具体的に詳細を教えていただきたいと思います。 ○副議長(山本今朝雄君) 答弁を求めます。 米山建設産業部長。 ◎建設産業部長(米山徳彦君) お答えします。 関東地域での新聞へのイベント広告の掲載や無料雑誌への--フリーペーパーですね、観光案内広告の掲載。また、おみゆきさん、学問祭り、味覚探訪ツアーのイベント、コマーシャル等を県内のFMラジオに出演して行っております。 以上です。 ○副議長(山本今朝雄君) 11番、長谷部集君。 ◆11番(長谷部集君) 先ほどの山県大弐と同じように、数をやはり多く露出するということが一番大事だと思いますので、ぜひこの取り組みを進めていただきたいと思います。 また、東京で観光説明会や商談会というふうにいわれておりますけれども、具体的にどのようなことをされて、またこれまでどのような実績があったのか、お伺いをしたいと思います。 ○副議長(山本今朝雄君) 答弁を求めます。 米山建設産業部長。 ◎建設産業部長(米山徳彦君) お答えします。 年1回、都道府県会館、永田町の近くですけれども、ここにおきまして開催される商談会において、大手旅行業者に個別に観光宣伝や特産品やはたいも、赤坂とまとのPRを行っております。市内観光客への業者からの問い合わせもあることから、一定の効果があると考え、毎年参加しております。 以上です。 ○副議長(山本今朝雄君) 11番、長谷部集君。 ◆11番(長谷部集君) 他市のイベントへの出店参加ということも先ほどの答弁の中にありましたけれども、それについてはいかがでしょうか。 ○副議長(山本今朝雄君) 答弁を求めます。 米山建設産業部長。 ◎建設産業部長(米山徳彦君) 他市のイベントへの参加ですが、11月25日に、昨年ですが、静岡県牧之原市、これは海の家の関係です。一緒にやっている仲でございまして、11月3日に埼玉県のふじみ野市ということで、これは災害協定をしております。それから、東京都渋谷公園通り商店街の振興組合、これが開催するイベント、フラワーフェスティバルに出店しております。 以上です。 ○副議長(山本今朝雄君) 11番、長谷部集君。 ◆11番(長谷部集君) そういうイベントがあるときには、ぜひ山梨のほうからそのイベントを見に行くというのは難しい部分があるかもしれませんけれども、そのイベントの周辺には山梨県あるいは甲斐市出身の方も大勢いると思いますので、そういう情報がもしつかめるようであればその方たちに周知をし、さらにそのイベント出店参加を盛り上げていければいいかなというふうに思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 インターネット上でPRをする上で、秘書政策課との連携が必要になってくるわけであります。来年度にはホームページもまたリニューアルをするということもありますので、両課が一体となって進めていくべきだというふうに思いますけれども、どのようになっているのか、お伺いをしたいと思います。 ○副議長(山本今朝雄君) 答弁を求めます。 米山建設産業部長。 ◎建設産業部長(米山徳彦君) お答えします。 現在、甲斐市のホームページは来年のリニューアルに向けて作業を進めておりますが、秘書政策課と連携して、みんなが見たくなるような新しい情報を常に更新するということの中で、よりよいサイトづくりを行っていきたいと考えております。 ○副議長(山本今朝雄君) 11番、長谷部集君。 ◆11番(長谷部集君) ただいまの答弁にありましたとおり、みんなが見たくなる情報を随時更新していく、更新回数が多ければ多いサイトほど閲覧者が多くなるというのは周知の事実でありますので、ぜひ頑張っていただきたいと思います。 観光協会を設立し、観光につなげて、広く見識者の意見を集めるという、専門家のアイデアを得るということも今後必要になってくるのではないかなというふうに思っております。現在では商工会の観光部とタイアップをしていることがありますけれども、観光協会というものを設立していくということについてはいかがお考えでしょうか。 ○副議長(山本今朝雄君) 答弁を求めます。 米山建設産業部長。 ◎建設産業部長(米山徳彦君) 観光協会の設立にお答えさせていただきますけれども、今後も商工会の観光部会との連携を図るとともに、観光事業者との意見交換や情報共有等により観光振興を推進していきたいと考えておりまして、観光協会は課題とさせていただきたいと思います。よろしくお願いします。 ○副議長(山本今朝雄君) 11番、長谷部集君。 ◆11番(長谷部集君) 商工会の観光部につきましては、私も商工会の会員でありますのでわかるわけでありますけれども、やはり商工会は地元の商工業の発展を目的にしている団体でありまして、市で考える観光を広くするというその目的とは同じようでいて若干違う部分もあると思います。ぜひその観光部会で進めていくということであれば、その中にもう少し見識者あるいは専門家が入ってアイデアをいただけるような体制を整えられればありがたいなというふうに考えております。ぜひ検討をお願いしていきたいと思います。 観光振興施策についての再質問はこれで終わるわけでありますけれども、ぜひ、冒頭私が申し上げたとおり、観光というのは今後の甲斐市を支える上で非常に大切な政策になってくると思います。ぜひ今後のご努力を期待するところでありますけれども、私どももできることは精いっぱい協力をさせていただきたいと思っておりますので、市役所の職員だけではなく、もちろん議会あるいは市民の方、みんなで連携をして進めていく事業だと思いますので、頑張っていきたいと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。 次に、市立小・中学校へのエアコン設置についての質問に移らせていただきます。 設置率が87.7%というふうに先ほどご答弁をいただきましたけれども、小中学校を除いて87.7%、その中で特に児童館や保育園とか、子供たちが使用する施設に限定するとエアコンの設置率というのはどのぐらいになるのか、お伺いをしたいと思います。 ○副議長(山本今朝雄君) 答弁を求めます。 金丸教育部長。 ◎教育部長(金丸博君) お答え申し上げます。 学校を除く教育施設の保育園、児童館等の21施設のうち、20施設にエアコンがついておりますので、95%の設置率になります。 以上です。 ○副議長(山本今朝雄君) 再質問ございますか。 11番、長谷部集君。 ◆11番(長谷部集君) 21施設のうち20施設。1施設だけついていないということでありますけれども、竜王・敷島地区の小・中学校にはエアコンがないわけでありますけれども、学校全体にエアコンが1台もないのか、あるいはその中でもエアコンが設置してある部屋もあるのか、お伺いをしたいと思います。 ○副議長(山本今朝雄君) 答弁を求めます。 金丸教育部長。 ◎教育部長(金丸博君) お答えさせていただきます。 エアコンの設置してある部屋につきましては、各学校の職員室、校長室、図書室、保健室、パソコン室に設置されております。 ○副議長(山本今朝雄君) 11番、長谷部集君。 ◆11番(長谷部集君) 子供たちが勉強する教室にはないけれども、職員の先生がいる教室、職員室にはあるというご答弁だと思います。 子供たちの体力を向上させるためということですので、職員室は余り関係のないことなのでついているのかなというふうにも感じますけれども、これまでの答弁でもわかるように、小・中学校の教室以外はほぼエアコンが設置されているという状況ですね。甲斐市全体の施設を見ますと、小・中学校の教室以外はほぼついている。なぜこのような状況になったのかということをお伺いしたいわけでありますけれども、先ほど市長の答弁にあったように、そういう考えだからこうなったのか、しかし市長が就任される前からこのような状況であったわけでありますので、今の市長の考えの前の市長さんからの考えというのも、やはりあると思いますけれども、このようになった状況というのが考えられれば教えていただきたいと思います。 ○副議長(山本今朝雄君) 答弁を求めます。 金丸教育部長。 ◎教育部長(金丸博君) お答えさせていただきます。 保育園や児童館は夏に開園しておりますが、小・中学校は最も暑い夏に1か月の夏休みがあり年間の使用日数も低いことから、現在のところエアコンを設置しておりません。 以上です。 ○副議長(山本今朝雄君) 再質問ございますか。 11番、長谷部集君。 ◆11番(長谷部集君) 次の項目に移ります。 甲斐市の小・中学校からのエアコンの要望について、甲斐市のPTA連絡協議会や校長会、あるいは教育協議会から要望があったというふうに先ほど答弁がありました。それらを見ますと、保護者、教員、学校長、あるいは教育行政に携わる方々、ほとんどの方からの要望だというふうに私は受けとめるわけでありますけれども、それらの要望に対してどのように対応をしてこられたのか、お伺いをしたいと思います。 ○副議長(山本今朝雄君) 答弁を求めます。 金丸教育部長。
    ◎教育部長(金丸博君) お答えをさせていただきます。 回答の中で財政的な課題のほか、暑さにも負けない健やかな体の育成、重点目標の一つと考え、現在のところエアコン導入の計画はございませんが、ミストファン等の設置を検討していくことで、ご理解のほうをお願いしたいと思います。 以上です。 ○副議長(山本今朝雄君) 11番、長谷部集君。 ◆11番(長谷部集君) 先ほどの市長のご答弁と同じような内容で返答をしてきたということだと思います。 次の項目に移ります。 双葉中学のエアコンの使用ルールにつきまして、先ほど答弁がございました。双葉中学のある子供から使用条件が非常に厳しくてなかなか使わせてもらえないという話を聞いたことがあります。それでもエアコンがついているだけありがたい話で、それはぜいたくな悩みだというふうに私は考えていたんですけれども、こんな話を聞いたことがあります。エアコンがある双葉には、当然扇風機はなく、一方、竜王・敷島のエアコンがつけられなかった小・中学校には扇風機があります。扇風機の室温のルールという、30度以上というルールがありますので、30度を超えるかどうかという非常にぎりぎりの暑さの中では、扇風機は使用ルールがありませんので、扇風機は敷島・竜王のほうでは常に回っていると。そう考えますと、エアコンがあっても30度まではつけられないぎりぎりのところでいうと、双葉の状況のほうが多少厳しいという、そんなお話を聞いたことがありますけれども、その辺についてはいかがお考えか、お伺いをしたいと思います。 ○副議長(山本今朝雄君) 答弁を求めます。 金丸教育部長。 ◎教育部長(金丸博君) お答えさせていただきます。 昨今の節電対策の一環として、市の関係施設でもエアコンの使用基準を決めており、同様に双葉地区の小・中学校におきましても各学校で使用基準を定めて取り組んでおるところでございます。 今後とも子供たちの教育環境の改善に努めてまいりたいと考えておりますので、ご理解のほうよろしくお願い申し上げます。 ○副議長(山本今朝雄君) 再質問ございますか。 11番、長谷部集君。 ◆11番(長谷部集君) 次の項目の必要経費、6億5,000万円というご答弁をいただいておりますけれども、非常に思った以上の多額に驚いているところでありますけれども、1室当たり200万円ですから、特別教室の場合250万円という数字らしいですけれども、簡単に考えるとこんなにかかるのかなというのが正直な感想なんですけれども、これにつきましてはまだつけるかどうかということも決まっておりませんし、ご答弁ではつけないという方向性ということですので、これについての再質問は控えさせていただきたいと思います。 次の項目のGHP、ガスヒートポンプエアコンにつきまして、市内の公共施設でGHPエアコンを利用しているところがあるのかどうか、お伺いをしたいと思います。 ○副議長(山本今朝雄君) 答弁を求めます。 金丸教育部長。 ◎教育部長(金丸博君) お答えさせていただきます。 市内の公共施設では、双葉保健福祉センターがガスヒートポンプ式のエアコンを設置しており、冷房と暖房に使用しております。なお、発電機の機能はございません。 以上です。 ○副議長(山本今朝雄君) 再質問ございますか。 11番、長谷部集君。 ◆11番(長谷部集君) 近隣の市町村を見ますと、GHPエアコンというのはどのようになっているか、もしわかったらお答えをお願いしたいと思います。 ○副議長(山本今朝雄君) 答弁を求めます。 金丸教育部長。 ◎教育部長(金丸博君) それでは、お答えさせていただきます。 近隣では、甲府市と笛吹市の小・中学校がガスヒートポンプエアコンを設置しております。使用内容は、夏は冷房、冬は暖房に使っているそうでございます。 以上です。 ○副議長(山本今朝雄君) 11番、長谷部集君。 ◆11番(長谷部集君) 今回はGHPエアコンというものを提案させていただきました。非常に多額の経費がかかることですので、単に冷房施設だけというよりは、こういった非常時に使えるものであれば多少前向きに検討していただけるのかなというふうに思いまして、提案をさせていただきましたけれども、ほかにも何かこういうものがあるとは思いますけれども、また検討を進めていただければなというふうに思います。 非常時にも使えるなど多様性のある方法を今後も検討していく考えがあるかどうか、お伺いをしたいと思います。 ○副議長(山本今朝雄君) 答弁を求めます。 金丸教育部長。 ◎教育部長(金丸博君) お答えさせていただきます。 非常時に使用することも可能ですが、各避難場所に自家発電装置もございますので、そちらのほうで対応させていただきたいと考えております。 以上です。 ○副議長(山本今朝雄君) 11番、長谷部集君。 ◆11番(長谷部集君) エアコンの設置につきましては、先ほど市長がご答弁をいただいたように、つける計画はとりあえずはないと。とりあえずというふうに私は今させていただいたんですけれども、またぜひ検討を進めていただければというふうに思います。 市長がおっしゃっていることはわかります。体の強い丈夫な子供を育てたいということももちろんありますけれども、また夏というものが暑さを感じるには教室内で暑さを感じるだけではなく、ほかでも暑さは十分感じられますので、教室内では涼しくても体を丈夫にするということはまた別のところで別の計画で進めていただければというふうに思います。もちろん予算的な面で厳しいということであれば、また考えも違う要望をさせていただくんですけれども、話を聞いておりますと、やはり丈夫な子供を育てたいというところに重きを置いての市長の考え方ということもありますので、その部分に関しましてはお金がどうのこうのということではありませんので、ぜひ市長にもう一考していただければというふうに、これは要望にさせていただいて、この質問の再質問を終わらせていただきたいと思います。 ○副議長(山本今朝雄君) 答弁を求めますか。 ◆11番(長谷部集君) いいえ、要望で結構です。 引き続き、最後の質問、SNSの活用についての再質問をさせていただきたいと思います。 ホームページのリニューアルを考えているということですけれども、現行のホームページと大きな変更点としてどのようなことを考えているのか、お伺いをしたいと思います。 ○副議長(山本今朝雄君) 当局の答弁を求めます。 小田切企画政策部長。 ◎企画政策部長(小田切正男君) お答えいたします。 リニューアルの大きな変更点ということでございますけれども、リニューアルにつきましては平成25年度今年度予算事業といたしまして、来年度の運用を目指して今現在進めているところでございますけれども、より見やすく使いやすいデザイン、求める情報にいち早くたどり着くメニューの設定、あと高齢者、障害者向けに音声読み上げ機能など、利用者の視点に立ったアクセシビリティー、使い勝手の向上をコンセプトに、現在鋭意進めているところでございます。 ○副議長(山本今朝雄君) 再質問ございますか。 11番、長谷部集君。 ◆11番(長谷部集君) 私もいろいろな市町村のホームページを見ることを趣味のようにあちこち見ているわけですけれども、本当に見やすいところ、見にくいところ、使いやすいところ、使いにくいところ、ちょっと使ってみるとすぐにわかります。そういったホームページについての先進事例とか、そういうことを研究をして今回のリニューアルに生かしていくのかどうか、お伺いをしたいと思います。 ○副議長(山本今朝雄君) 答弁を求めます。 小田切企画政策部長。 ◎企画政策部長(小田切正男君) 先進事例の研究ということでございますけれども、今や自治体の数だけホームページがあって、それぞれの自治体において創意工夫がなされている状況でございますけれども、今回一応参考とさせていただきました自治体につきましては、全国広報コンクールのウエブサイト部門の入賞自治体です。具体的に言いますと、東京の足立区とか金沢市等を参考にさせていただいたわけでございますけれども、入賞の理由が本来は市が流したい情報ではなくて市民等が知りたい情報にいかにそれを流しているかというところに重点を置いているというところが表彰されたわけでございますので、このため、今回甲斐市のリニューアルに当たって、先ほど大きな改良点というご質問がございましたけれども、基本的に到達する情報に最大3回のクリックで到達できるように、最大でも5回のクリックで到達できるような階層構造を現在考えております。 ○副議長(山本今朝雄君) 11番、長谷部集君。 ◆11番(長谷部集君) 先ほどの私の観光のときの質問に関連をするわけでありますけれども、市民が必要としている情報を発信するそういうホームページと、市外へのPRなど発信をする内容というのが大きく分かれるわけであります。現行サイトではそれが非常にわかりづらいというふうに感じますけれども、いかがでしょうか。 ○副議長(山本今朝雄君) 答弁を求めます。 小田切企画政策部長。 ◎企画政策部長(小田切正男君) 先ほどコンクール入賞者の中に金沢市を先進自治体として参考にしたという例を挙げましたけれども、金沢市等の観光都市でございますと、トップページから市外者向けとか観光向けというように大きく誘導できるような工夫はされておるわけでございますけれども、甲斐市のホームページにつきましては、基本的なスタンスは一応市民に向けて考えておるところでございまして、市外者向けの広報につきまして今後甲斐市の四季折々に応じた魅力ある動画発信を一応考えておりまして、また先ほど答弁ございましたけれども、みんなが見たくなるということですが、観光のバナー等の充実も一応考えてございますので、よろしくお願いいたします。 ○副議長(山本今朝雄君) 再質問ございますか。 11番、長谷部集君。 ◆11番(長谷部集君) 次の項目に移ります。 SNSのこのような事業に関しましては、若い年齢層の職員、日常からSNSになれ親しんでいる職員ということになりますけれども、そういう職員を起用してチームをつくるということがよいのではないかなというふうに思っております。先ほどご答弁の中にも市民への情報発信手法を考える検討会というものを進めていただいているようでありますけれども、ぜひ若い人たちに預けられるようなチームづくりができればよいかなというふうに思っておりますけれども、いかがでしょうか。 ○副議長(山本今朝雄君) 答弁を求めます。 小田切企画政策部長。 ◎企画政策部長(小田切正男君) お答えいたします。 SNS導入につきましては、平成24年度からご質問にありましたとおり、検討会を設けて研究を重ねておるところでございますけれども、今回の質問を受けまして幅広い年齢層、基本的には市民の情報格差がないように、若手が基本的には中心でございますけれども、管理職といいますか、幅広い年代層の逆に職員層の組織化が必要かなみたいなことも感じておるところで、いずれにいたしましても、組織化して検討をしているところでございます。 ○副議長(山本今朝雄君) 11番、長谷部集君。 ◆11番(長谷部集君) 職員だけでの検討会というのも、やはり行き詰まるところがありますので、場合によっては専門家の意見を聞いてみるというようなことや、その職員にSNSのフェイスブック等の講習を受講させるというのも、最近は余り経費をかけなくても、そういうことができるようになっておりますので、そういうことも必要だと思いますけれども、いかがでしょうか。 ○副議長(山本今朝雄君) 答弁を求めます。 小田切企画政策部長。 ◎企画政策部長(小田切正男君) ソーシャルメディアの持つ情報の発信力みたいなものは、近年改めて東日本大震災のように、その可能性が着目されているところでございまして、甲斐市におきましても、講習等の職員研修につきましては、市町村職員研修所におきまして電子ツールの活用方法、また情報漏えい等につきましての研修会がございまして、複数の、昨年度実績ですが、29名とかという参加実績もございますので、例年この研修に参加しているところでございます。 ○副議長(山本今朝雄君) 11番、長谷部集君。 ◆11番(長谷部集君) このSNSの講習については、もちろん今ご答弁にあったような市町村の職員を対象としたそういう講習もあるとは思いますけれども、一般的に多いのは会社、商売をされている方がどうその経営に生かすかというような講習が多いです。そういう講習を受けることが、また自治体のPRや市民への情報伝達という部分にリンクしてくる部分もありますので、行政が受ける講習だけではなくて、そういう一般の人が受けるような講習を職員が受けるということも考えられますので、ぜひ検討をお願いしたいと思います。 次に、3番目の項目のくらしねっとについて再質問をいたします。 このやまなしくらしねっと、費用対効果を考えると、私は無駄な経費ではないかなというふうに感じております。甲斐市はこのシステムから脱退することができるのかどうか、お伺いをしたいと思います。 ○副議長(山本今朝雄君) 答弁を求めます。 長田総務部長。 ◎総務部長(長田修君) お答えいたします。 やまなしくらしねっとにつきましては、我が国が世界最先端のIT国家となるという国の目標に基づきまして、本県全ての自治体が住民の利便性向上と行政の効率化の実現を目指して共同運用が発足いたしました。行政手続の電子化に当たっては、システムの構築や運用に多額なコストを要し、またセキュリティーやネットワークに関する高度な知識を有する専任技術者の確保が求められることなどから、共同してシステムの開発運用を行うことが効果的であり、比較的小規模な市町村が多い本県の実情からも共同化の必要性が高いという、そういう結論からの経緯となっております。 このような設立経緯がございますので、また財務システムなどの共同処理もありますので、脱退ではなく、よりよいシステムの構築を目指す方向でのかかわりを続けていきたいと考えております。 ○副議長(山本今朝雄君) 11番、長谷部集君。 ◆11番(長谷部集君) 脱退ではなく、利用をよりよい形で進めていくというご答弁でした。共同運用という言葉を答弁の中で使われておりますけれども、私は共同運用というよりは山梨県の事業に無理やり市町村を巻き込んでやっている事業のような感じがいたします。年間で430万円ですか。累計だともう7,000万円強の経費を使っているシステムの割には、私が知らない使い方というのがあるのかもしれませんけれども、私が感じるところによりますと、やはり県の事業に巻き込まれているのではないかなというふうに思いますけれども、いかが感じているか、お伺いいたします。 ○副議長(山本今朝雄君) 答弁を求めます。 長田総務部長。 ◎総務部長(長田修君) お答えいたします。 平成15年度に山梨電子自治体共同事業企業連合というところと委託契約を結びまして、平成16年4月21日に山梨県市町村電子申請受付共同システムを本格稼働し、住民票の写しの交付申請などの電子申請の受け付けや施設予約の受け付けと空き情報の紹介を開始いたしました。平成19年4月には県関係45手続、市町村関係30手続の電子申請が可能となりまして、また県3施設及び市町村31施設が施設予約や空き情報を紹介しております。平成21年4月には県関係54手続、市町村関係43手続の電子申請が可能となりました。また、県の21施設、市町村の200施設が施設予約や空き情報を紹介しております。 費用負担、システム更新等につきましては、山梨県市町村総合事務組合議会や山梨県電子化業務運営協議会において審議をされておりまして、参加自治体の合意のもとで運営されているところでございます。 以上です。 ○副議長(山本今朝雄君) 11番、長谷部集君。 ◆11番(長谷部集君) 最初の答弁の中で、やまなしくらしねっとに対する市民の反応について余り答弁がなされていなかったように感じるわけでありますけれども、市民の反応についてもう少し詳しくお伺いできればと思います。 ○副議長(山本今朝雄君) 答弁を求めます。 長田総務部長。 ◎総務部長(長田修君) お答えいたします。 本市の施設利用におきましては、インターネット予約についてのご要望もいただいております。施設の鍵の取り扱い、また使用料の減免など、利用者に合わせた対応が必要であるとのことから現行の方式をとっておりまして、それらの説明を経てご理解をいただいている状況でございます。多様化するニーズに鑑み、構成自治体等の担当課長で組織します電子化運営委員会、また担当者ワーキンググループなどによる協議を通しまして、市民の皆様が利用しやすいシステムの構築を目指すよう要望してまいりたいと考えております。 ○副議長(山本今朝雄君) 11番、長谷部集君。 ◆11番(長谷部集君) いずれにしましても、それなりの費用をかけて運営していることですので、脱退をしないということであれば、ぜひこの使い方をもっと市民の方が使いやすい形になるよう、県のほうに要望をするだけではなくて、構成市町村と手を組みながらどうしたほうがいいということを検討して進めていっていただければというふうに思います。 最後の項目に移らせていただきたいと思います。 来年4月の導入を目指してSNSの活用を検討しているというふうな答弁がありました。いろいろなSNSの事業者がある中で、どのようなSNSを検討しているのか、お答えをお願いしたいと思います。 ○副議長(山本今朝雄君) 答弁を求めます。 小田切企画政策部長。 ◎企画政策部長(小田切正男君) 再質問にお答えいたします。 検討部会での議論から、当面利用者が多く管理運営面が容易であるツイッターを現在考えております。 ○副議長(山本今朝雄君) 再質問ございますか。 11番、長谷部集君。 ◆11番(長谷部集君) 私は、ツイッターとかフェイスブックとかというものを限定して進めるのではなくて、いろいろな市町村でやっているように、そういったSNSを連携して使っていくことがいいのではないかなというふうに考えています。 さきに私の質問の中で言ったように、利用率でいうとフェイスブックやラインのほうが大勢の方が使っております。発信の情報量についても文字数の制限などがあるツイッターよりも、情報量の多い、使い方に幅を持たせることができるフェイスブック等のほうが発展性があるように感じますけれども、なぜツイッターを選んで今後使っていこうと考えているのか、お答えをお願いしたいと思います。 ○副議長(山本今朝雄君) 答弁を求めます。 小田切企画政策部長。 ◎企画政策部長(小田切正男君) なぜツイッターかというご質問でございますけれども、フェイスブック、質問事項の中にいろいろなSNSの種類を述べられておりますけれども、ツイッターとフェイスブックの特徴、それぞれ匿名性とか、実名性ということで、炎上の危険がツイッターのほうがより少ないのかなということと、基本的には一つのツールですから、何を要はそれで発信していくかというところが問われるところでございますので、先進の自治体におきましてもSNSを導入した当時は着目をされておりますけれども、結局最後は中身をいかに大事にするかということでございますので、フォロワーの数とか、今後推移を見ながらその辺の可能性を見て、また順次ステップアップしていくという考えでございますので、よろしくお願いいたします。 ○副議長(山本今朝雄君) 11番、長谷部集君。 ◆11番(長谷部集君) 一番リスクが少ないツイッターをまず足がかりに、そこから進めていくという答弁だと思います。ぜひその小さな一歩を大切にされて、今後も甲斐市のSNSの活用というものを促進していっていただければというふうに思います。 以上で全ての質問の再質問を終わらせていただきたいと思いますけれども、最後に、2番目の質問の市立小・中学校のエアコンにつきましては、この後同僚議員から何人もの方からまた質問がございます。我々の気持ちというものをぜひ酌んでいただいて、前向きに検討をし直していただけるよう強く要望をしまして、私の質問、創政甲斐クラブの代表質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○副議長(山本今朝雄君) 以上で創政甲斐クラブの代表質問を終わります。 ここで暫時休憩いたします。 △休憩 午前11時53分 △再開 午後1時30分 ○副議長(山本今朝雄君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 代表質問を続けます。--------------------------------------- △池神哲子君 ○副議長(山本今朝雄君) 続いて、市民クラブの代表質問を行います。 20番、池神哲子君。     〔20番 池神哲子君登壇〕 ◆20番(池神哲子君) 20番、市民クラブ、池神哲子でございます。 代表質問をさせていただきます。今回は4点につき行いたいと思います。 初めに、25年度甲斐市生涯学習推進計画についてであります。 少子化の進行、高齢化社会、高度情報化及び環境問題への対応や地方分権に見られるように、行政と地域社会に求められている課題は複雑化、多様化しています。このような現代の社会にあって、心の豊かさ、そして生きがいづくりの大切さが求められています。誰もが生涯を通じて学び、自己の内面を磨くとともに、豊かな人生を送ることができるよう、その生涯にわたってあらゆる機会にあらゆる場所において学習することができ、その成果を適切に生かすことができる生涯学習社会の構築に努めなければなりません。このため、地域住民を初め、多くの市民の学習拠点として、いつでもどこでも誰もが学ぶことができる学習の場として必要な学習環境の整備、計画的な事業実施の必要性が従来にも増して高まっているということであります。 平成18年甲斐市生涯学習大綱が作成されました。市民が主役である生涯学習社会となるよう、あらゆる対象年齢に適した生涯学習事業を展開し、実施する。円滑な運営維持管理に努め、市民の芸術文化に寄与するとあります。私たちの住みよいまちづくりに欠かせない生涯学習の発展を願うところであります。 1番、青少年の教育相談の中で心のホットライン24年度相談件数が781件ありました。それは主にどのようなものであったか。 2番目として、文化振興事業の推進の中で、現状と問題点は何かについて伺っていきます。 次に、2番目として子供の教育環境についてお伺いいたします。 創甲斐教育を甲斐市では進めております。創甲斐教育を進めて2年ほど経過しましたが、その後の状況はどうでしょうか。現場の先生方によりますと、目標がわかって明確に見える点がよい。また、学校評価、家庭読書など、PTAや市全体で保護者に伝えられて示しやすい。また、支援員などを市でバックアップしてくれてよい取り組みと思うなど、指摘されております。 1番目の質問として、進めてみて問題点として出てきたのはどのようなことがあったでしょうか。 また、2番目に、不登校の状況、いじめの状況はどうでしょうか。子供たちが学校に行きたくても行けない、そういう生存権を奪ってはいけない。憲法の一番大切なところであるわけですけれども、不登校、いじめの問題は大変大きな問題と思っております。 2番目に、全地区学校のエアコン設置について。 これは午前中にもかなり創政甲斐クラブの議員が熱心にいろいろ質問をされたことであります。今回も複数の議員がこのことについてはいろいろ質問をされております。そのことについてぜひ私たちも質問をしたいと思います。 全地区学校のエアコンの設置について、現在、双葉地区にはエアコンが設置されています。3地区の学習効果に差が出てくるのではないでしょうか。全校に設置した場合の予算がどのくらいか。平等の学習環境で学ばせるのが大前提と思いますが、どのように考えておられるか、お伺いいたします。 3番目に入ります。 高齢者介護問題についてお伺いいたします。 1番、介護予防事業についてであります。今や4人に1人が65歳以上。60歳以上が半数近い将来が見えています。一人でぽつんといる家から空き家を開放して寄り合い所や地域のふれあい居場所づくりをつくり、交流を深める中で安心して暮らせることが必要ではないか。実現への取り組みをしてはどうか、お伺いいたします。 次に、4番目に入ります。 男女共同参画社会の実現について。 男女が互いにその人権を尊重しつつ、責任も分かち合い、自立した個人として能力を十分に発揮できる実現が必要であります。データで見る男女共同参画では、学校においては平等が高くなっています。しかし、他の分野では男性優遇の割合が依然として高くなっています。甲斐市においてはどうでしょうか。 1番、労働力として非正規雇用の割合はどうか。 2番目に、その改善策はどのようになっているのか。 3番目、甲斐市における条例制定により、男女共同参画社会はどのように変化があったのか。 4番目、現在の問題点は何なのか。 5番目に、女性に対する暴力の根絶について、配偶者間における暴力、DVに関する県の相談機関への相談件数は年々増加しています。こうしたDVに関する市の取り組み状況はどうか、お伺いいたします。よろしくお願いいたします。 ○副議長(山本今朝雄君) 質問が終わりました。 当局の答弁を求めます。 保坂市長。     〔市長 保坂 武君登壇〕 ◎市長(保坂武君) 午後も引き続きご苦労さまです。 それでは、池神哲子議員から市民クラブの代表質問をいただいております。私から2問お答えをさせていただきます。 まず、高齢者介護問題についてのご質問にお答えいたします。 平成25年4月1日現在、本市での65歳以上でひとり暮らしの方は約2,900人で、高齢者人口のおよそ19%を占めており、高齢化の進行とともに今後も増加することが見込まれます。 高齢者が可能な限り住みなれた地域で自立した日常生活を営むことができるよう支援していくことは、今後も重要であると考えております。空き家を開放しての寄り合い所や地域のふれあい居場所のご提案をいただいておりますが、市では現在ひとり暮らしや家の中で過ごしがちな高齢者が、地域の公民館や集会所で気軽に集い、レクリエーションなどを楽しみ、いつまでも健康で元気に生き生きと暮らせるように、仲間づくり、そして生きがいづくりを進めることを目的としたいきいきサロン活動を展開しております。社会福祉協議会と連携を図り、いきいきサロン運営のための補助金の交付、講習会や研修会の開催など、活動への取り組みを今後も推進してまいりたいと考えております。 次に、男女共同参画社会の実現に関してご質問を幾つかいただいております。 まず、労働力として非正規雇用の割合でありますが、平成24年の就業構造基本調査によりますと、山梨県内の雇用者に占める非正規雇用の割合につきましては39.5%であり、全国平均より1.3%高くなっております。また、甲斐市の状況につきましては、平成22年国勢調査の職業等基本集計によりますと、34.1%となっております。 次に、非正規雇用の割合を下げるための改善策でありますが、国では昨年非正規雇用の問題を解決するため、雇用形態にかかわらず安心した生活を送ることができるよう、フリーター等の不本意非正規就業者について、正規雇用への転換を支援するための基本構想を策定しました。この基本構想により、正規・非正規の二極化を解消し、労働者の士気や職業能力の向上につなげ、企業の生産性の向上を目指すことといたしておりますので、この基本構想の実行についても今後も注意をしてまいりたいと考えております。 男女共同参画につきましては、平成22年3月、本市の事業推進の前提となる推進条例を制定し、あわせて平成22年度から27年度を推進月間とする男女共同参画推進計画としての第2次甲斐ヒューマンプランを策定いたしました。本事業の推進に当たっては、条例にも規定されている男女共同参画推進委員会を設けており、現在19名の委員を委嘱して、街頭啓発活動やわくわくフェスタにおけるアンケート調査の実施、啓発標語の募集や推進フォーラムの開催など、市民に向けた男女共同参画社会実現のためのさまざまな事業に積極的に取り組んでいるところであります。 そのほかにも、自治会連合会との共催による講演会やボランティア団体による保育園児や小学生への寸劇などの啓発活動、高校生を対象としたデートDVに関する講演会の開催など、子供から大人、また地域に対する取り組みに努めているところであります。 こうした取り組みによりまして、徐々にではありますが、男女共同参画に対する意識が浸透してきているものと感じておりますので、条例に定められている基本理念を尊重しながら、引き続き啓発事業を中心に取り組んでまいりたいと考えております。 次に、現在の問題点でありますが、男女共同参画推進の課題は、いわゆる固定的役割分担意識や社会的慣習が根づいていることにありますので、職場、学校、地域、家庭など、あらゆる分野での意識改革が必要であり、また男性側、女性側の双方とも意識の変化が必要であります。男女共同参画基本法が施行されて14年が経過し、これまで国の基本計画に基づいて本市においても条例制定やヒューマンプランを策定し、取り組んできたところでありますが、こうした意識改革という分野は継続的な啓発活動や情報提供が必要と考えますので、今後も男女共同参画推進委員会とともに、さまざまな機会を通じて条例やプランが市民や地域に浸透していくよう努めてまいりたいと考えております。 次に、DV、ドメスティックバイオレンスについてでありますが、本市では配偶者間における暴力やDVに関する相談についても、児童虐待のケースと同様に家庭児童相談員が対応しており、平成23年度に4件、24年度は5件の相談を受けております。 DVが子供や家族に与える影響は深刻であるため、相談ケースに応じ、一時保護や施設の入所など、専門的支援が必要な場合には、女性相談所や児童相談所などの関係機関と連携を図り、対応をしております。また、市民のDVに対する理解を深めるため、11月のDV防止週間に合わせ、市の広報誌、記事を掲載し、暴力の根絶に向けた啓発を行う予定であります。 さらに、引き続き市内のショッピングモールやスーパーマーケットの女性トイレにDVの相談支援窓口を周知するカードを置いていただくほか、新たな試みとして昨年12月に開催した高校生を対象としたデートDVについての講演会を、本年度は中学3年生を対象に予定しているところであります。 DVは身体的な暴力に限らず、精神的な暴力、経済的な暴力など、さまざまな形になってあらわれるようですが、男女ともその認識を深めたり、若年のうちから学ぶことが必要であると考えられますので、今後もこうした取り組みを進めてまいりたいと考えております。 なお、25年度甲斐市生涯学習推進計画及び子供たちの教育環境についてのご質問につきましては、教育長からこの後答弁をさせます。 以上、私のほうからご答弁させていただきました。 ○副議長(山本今朝雄君) 加々美教育長。 ◎教育長(加々美英君) 私のほうから、2問ご答弁させていただきます。 まず、25年度甲斐市生涯学習推進計画についてご質問をいただいております。 初めに、心のホットラインは主にどのようなものかにつきましてお答えいたします。 平成24年度の心のホットラインにつきましては、学校相談、家庭相談で781件の相談がありました。内容につきましては、下の子の出産に伴い上の子が反抗的になり育てにくい、子供のおねしょなど、親子関係、育児関係が多く、半数以上の452件。また、小学校から不登校で中学校になりときどき登校しているが心配だ、友達と遊びたいがけんかをしてしまうなど、不登校や友達関係など329件あり、相談には各地区公民館におります青少年育成カウンセラー3名が対応しており、相談は1件につき1回から数回実施しています。 なお、家庭が複雑で問題行動を起こした事例など、深刻なケースにつきましては、市カウンセラー会におきまして検討し、必要に応じて各関連機関も含め継続した相談を行っております。 次に、文化振興事業の推進の中での現状と問題点についてお答えいたします。 文化振興事業の推進につきましては、市民の皆さんが創造性を培い、充実した生きがいを見出すため、幅広い分野で学習の機会を提供しており、各公民館におきましてはふれあい講座等の開催を実施しております。また、双葉ふれあい文化館におきましては、有名アーティストのコンサートやミュージカルなど、質の高い文化・芸術に触れる機会の充実を図るとともに、地域文化活動の育成に努めており、多くの市民に利用していただいております。 そのような中、講座等の申し込みがございますけれども、その申し込みのときに電話がつながりにくいなどの問題が発生いたしました。このことにつきましては、往復はがきによる申し込みに変更し、問題点を解消しております。今後も引き続き、問題等が発生いたしましたら迅速な対応を図ってまいりたいと考えております。 次に、子供たちの教育環境についてのご質問であります。 初めに、創甲斐教育を進めてその後の状況につきましてお答えいたします。 教育委員会では、甲斐市で育ち甲斐市を育てる人づくりを基本理念に、平成22年度を初年度、平成31年度を目標年度として創甲斐教育推進事業を進めております。事業の推進に当たりましては、目標指標を定め推進してまいっておりますけれども、中間年の目標値が現状に適合しない部分も出てきております。その原因といたしましては、別の授業において学習することや、学習指導要領の改訂により授業時間数や学習内容が変更したことによるもの、また、いじめによる自殺事案を受け、いじめに関する認識が改められたなどが影響しているものと考えております。 創甲斐教育推進事業につきましては、平成26年度が中間年になり、計画の見直し修正の時期となっておりますので、甲斐市創甲斐教育推進大綱策定会議を設置し、広く市民、教育関係者等の意見や提言を反映させ、適正な目標を掲げ、本市の教育の推進に努めてまいりたいと考えております。 次に、不登校の状況、いじめの状況についてお答えいたします。 まず、不登校の状況でございますけれども、甲斐市では平成19年度に不登校者数150名、不登校率2.25%に達し、県内でも非常に高い数値でございました。これを受けまして、不登校対策を創甲斐教育推進大綱の重点施策の一つに掲げ、学校、家庭、地域、関係機関と連携する中、きめ細かな取り組みを進めてまいりました。その結果、状況は年々改善傾向にあり、平成24年度におきましては不登校者数62名、不登校率は0.97%にまで減少しております。 次に、いじめの状況でございます。 いじめは、人権、人格の否定につながり、いじめられた児童と生徒のその後の人生にまで暗い影を落とします。絶対に許されないことであるとの認識をしております。 いじめの認知件数につきましては、各学校とも各学期ごとに児童・生徒へのアンケート調査により把握しております。調査等の結果では、平成24年度は小学校49件、中学校129件の合計178件の報告がありました。内容は、いずれもからかいや冷やかし等の事案でございまして、その都度問題分析を行った上、解消を見ております。一方、人権を侵害するような深刻ないじめは報告されておりません。 不登校やいじめにつきましては、常に早期発見と未然防止を念頭に置いた取り組みを今後も進めてまいります。 次に、学校のエアコン設置についてのご質問でございますが、私のほうからご答弁させていただきますので、ご理解をお願い申し上げます。 初めに、学習効果の差でございますけれども、年間の学力調査の結果などを受け、考察した中でも、エアコンを設置していない竜王・敷島地区の学校と比べ、学習効果に差はございません。 また、エアコンを設置した場合の費用につきましては、先ほども申し上げましたけれども、普通教室1室当たり200万円、特別教室1室当たり約250万円がそれぞれ見込まれ、竜王・敷島地区の小・中学校全ての教室へ設置した場合、普通教室が約4億3,000万円、特別教室が2億2,000万円、合計6億5,000万円。さらに、電気料や清掃料の維持費が毎年度約1,000万円必要であると試算しております。 なお、現在の双葉地区のエアコンは旧双葉町時代に設置されているものであり、竜王・敷島地区につきましては、扇風機やミストファンの設置などの対応をしながら、今後も暑さ対策について具体的な検討を加えてまいりたいと考えてございます。 以上、よろしくお願いいたします。 ○副議長(山本今朝雄君) 当局の答弁が終わりました。 再質問ございますか。 20番、池神哲子君。 ◆20番(池神哲子君) 再質問を幾つかさせていただきます。 回答のあった順からということで、最初に高齢者の介護問題についてお伺いいたします。 介護予防事業を行ってくださっておりますけれども、いきいきサロンの充実という市長の答弁でありました。ですが、現在いきいきサロンの状況がどうなっているでしょうか。サロン数や参加人数等についてお伺いいたします。 ○副議長(山本今朝雄君) 答弁を求めます。 笹本福祉健康部長。 ◎福祉健康部長(笹本嘉朝君) お答えさせていただきます。 いきいきサロンの設置数は、市内136自治会の中で現在は43地区の自治会で事業の実施をいただいております。参加人数や開催回数は地区によりそれぞれ異なりますが、平成24年度は年間延べ529回開催し、参加人数は9,980人となっております。今後もいきいきサロンの充実につきましては、社会福祉協議会とも連携して進めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○副議長(山本今朝雄君) 20番、池神哲子君。 ◆20番(池神哲子君) 2番目に、いきいきサロンでは介護予防やふれあい、あるいは仲間づくりということで、具体的にはどのような事業を行っているのでしょうか。また、どのような効果を上げておりますでしょうか。 ○副議長(山本今朝雄君) 答弁を求めます。 笹本福祉健康部長。 ◎福祉健康部長(笹本嘉朝君) お答えさせていただきます。 いきいきサロンでは、みんなが楽しむことができる内容をボランティアと参加者が話し合いながら企画し、さまざまな活動を行っております。具体的には、音楽鑑賞やカラオケ、七夕やクリスマス会のような季節行事、お茶会や食事会、軽スポーツやレクリエーションなどでございます。 この効果につきましては、地域の仲間とともに楽しく気軽に集まって、心も体もリフレッシュすることにより、いつまでも明るく元気に健康で過ごすための一助になっていると考えております。 以上でございます。 ○副議長(山本今朝雄君) 再質問ございますか。 20番、池神哲子君。 ◆20番(池神哲子君) 次に、高齢化が進む中で、いきいきサロン事業ばかりでなく、地域でふれあい、そして健康づくりがますます重要となっております。市では、どのような取り組みを進めておりますか。 ○副議長(山本今朝雄君) 答弁を求めます。 笹本福祉健康部長。 ◎福祉健康部長(笹本嘉朝君) お答えさせていただきます。 市では、高齢者の皆様が住みなれた地域で安心して自立した生活を継続できるように、介護予防普及啓発事業として認知症予防教室、介護予防教室、いきいき健康相談、らくらくかんたん運動教室、筋力アップ教室、元気アップフォロー教室など、介護予防に向けたさまざまな取り組みを実施しております。 また、社会福祉協議会に委託する中で、高齢者の生きがいと健康づくり推進事業としまして、高齢者運動会、健康ウオーキング、高齢者向け各種講座の開催などの取り組みも実施しているところでございます。 以上でございます。 ○副議長(山本今朝雄君) 20番、池神哲子君。 ◆20番(池神哲子君) 高齢者が生き生きと暮らせるように甲斐市がますます発展できるということは大変よいことだなというふうに実感しております。市長の答弁にありましたように、高齢者が住みなれた地域で自立した生活を送ることの支援、見守りは今後ますます重要になってくると思います。次期高齢者保健福祉計画介護保険事業計画の策定も今後また進められていくと思います。今まで地域を支えてきた方々の支援や見守りを引き続き継続して、甲斐市に住んでよかったと言えるようにして人生を終わっていきたいなというふうに思うわけですけれども、最後にもう一つお願いがあります。 地域で自主サークルで私たちが自分たちで率先して、公民館にはちょっと行けないけれども、遠くて、でも地域の公会堂は歩いて行ける、そういうところで手芸をやったり体操をやったり、いろいろなことをやっていて、もう7年も8年もたっているという実績があります。そういう自分たちで自主的に工夫してされたところには、区費の中から予算を少しいただいています。しかし、甲斐市に住んで私たちが生き生きと育って活動して、甲斐市でよかったなと終われるように、やはりこういう自主サークルにも何かこう気持ちとして予算を少し振り回していただけないかなというのは私たちの要望でありますけれども、ぜひ市長のお考えはいかがでしょうか。 ○副議長(山本今朝雄君) 答弁を求めます。 保坂市長。 ◎市長(保坂武君) 今、お尋ねのご質問ですが、地域で個々に高齢者が集う、あるいは市民の方が集うということは特に必要でございまして、ただ趣味でということになりますと、趣味で愛好者の方たちに集まってもらうということになるわけで、自主的にやってもらうことが原則かと思います。いきいきサロンを効率的に、場所によっては1か月置きにやるとか、よくやってくれているところは毎月やっているんではなかろうかと思いますが、できるだけいきいきサロンを通じて、自治会活動の中でそのようなことが定例的にできるようなことになれば、私どももそういった面では補助金を、いきいきサロンを通じて補助金の制度を使って用意はしたいというふうに思います。 したがいまして、趣味でグループをつくってやるということは大変いいことなんですが、まだちょっと時間がかかるんではないかなと思います。 ○副議長(山本今朝雄君) 20番、池神哲子君。 ◆20番(池神哲子君) 希望ある回答をいただいたというふうに思っております。でも、そのうちに私たち高齢者は、もう人生の終末を迎えておりますので、そのうちになんて言っていると、いつ死ぬかわからないような状況でありますので、そういう点ではスピーディーに速やかにぜひ市長の温かいお心をお待ちしております。ありがとうございました。 では、次に移ります。 生涯学習についてお伺いいたします。 生涯学習は先ほどもお話ししましたように、心のホットラインというものでいろいろと皆さんの意見を取り上げてくれたり、そして悩みについてもほっとするようなことをやっていただいているということもすばらしいなというふうに思っております。答弁にもありましたけれども、この中では特に相談の状況であります。どのような種類のものが多かったのかなということで、具体的には主に親子関係だとか、それから子供の育て方、あるいは不登校の問題、そして友達同士の問題、いろいろなそういう多くの悩みが寄せられたりして大変役に立っているんだなというふうに思っております。 先ほどの中で、いろいろな事例などを紹介していただいたわけですけれども、もう少し詳しいことについてお話を伺いたいと思いますけれども、いかがでしょうか。 ○副議長(山本今朝雄君) 答弁を求めます。 金丸教育部長。 ◎教育部長(金丸博君) それでは、お答えさせていただきます。 主に、家庭関係では、反抗期に関してなどの親子関係が219件ございました。また、母親の仕事が忙しくて、子育てのかかわり方などの子育て相談が119件、また友達同士で問題行動をしてしまうなどの相談が78件、発達のことで気になり言葉の教室に入ったが不安になるなどの相談が62件。また、学校関係では、兄弟で不登校になってしまったとかいうのが156件、学校等に関する不満などが54件、仲よかった友達が無視するようになったなどの友人関係が54件、同年齢の子とうまくコミュニケーションがとれないなど集団不適応に係る相談が39件などとなっております。 また、相談者につきましては、171件で同じ人が継続して相談をする方向を見つけております。 以上です。 ○副議長(山本今朝雄君) 20番、池神哲子君。 ◆20番(池神哲子君) 子育てに悩んだりしたときに身内には相談がなかなか遠くてできないとか、悩んだときにどこかで受けとめてくれるところがこんなふうにしてあることが大切で、すぐに解決にはならなくてもそこで相談を気楽にできたということで、その受け皿があるということがとても大切だと思います。このように大勢の人がこれを受けているということがとてもいいことだなというふうに思っております。今後ともホットライン事業を進めてほしいなというふうに思っております。 文化振興事業を生涯学習の中では受け持っているわけですけれども、講座の申し込みなどについてはどんなふうな状態でしょうか。そのあたりをお伺いします。 ○副議長(山本今朝雄君) 答弁を求めます。 金丸教育部長。 ◎教育部長(金丸博君) お答えさせていただきます。 講座の申し込みにつきましては、電話受け付けで申し込みの時間になりますと電話が殺到し、ほぼ半日で定員になります。特に子供の講座になりますと10分ほどで定員になるため、キャンセル待ちの状況になってしまっております。 7月に市長への手紙で電話がつながりにくい、つながってももうキャンセル待ちになってしまうとの意見をいただきました。以前にもこのような意見があり、社会教育指導員の会議で協議をしており、より公平を期するために往復はがきでの申し込みに変更いたしました。 なお、応募者多数の場合は抽せんで決定することといたしております。 以上です。 ○副議長(山本今朝雄君) 20番、池神哲子君。 ◆20番(池神哲子君) かなり人気がある講座が多いようです。いつもいっぱいになるということはとても事業としてはすばらしいと思っていますが、人気のある講座というのはどんなものがあるのか、その講座はどのように決めているのか、お伺いします。 ○副議長(山本今朝雄君) 答弁を求めます。 金丸教育部長。 ◎教育部長(金丸博君) それでは、お答えさせていただきます。 現在、講座の状況は盛況で出席者も90%を確保しております。特に人気のある講座は、一般向けでは健康体操、3B体操とかそういうような関係でございましたり、また音楽関係のものが人気があります。また、今ではスマートフォンとか、タブレットの使い方、また子供講座では全ての企画に対して人気がありますが、特に料理や工作が人気がございます。 また、講座の企画に関しましては、講座修了時にアンケートをもとに市民の要望を取り入れております。ただ、趣味だけに偏らないように社会教育指導員が情報交換や時代に即した講座を調査研究し、年2回の公民館運営審議会に諮り、決定しておる次第でございます。よろしくお願いしたいと思います。
    ○副議長(山本今朝雄君) 20番、池神哲子君。 ◆20番(池神哲子君) 大変混んでいて、申し込んでもということで、うれしい悲鳴というか、すばらしいことだと思います。 生涯学習は私たちの大変身近な課題でもあります。今後ともこの講座あるいは生涯学習についてはいろいろ便宜を図ったり、あるいは研究などして、甲斐市の人たちがみんな文化的で非常に優しい人になれるような、そういうふうな、ああ、このまちはすばらしいということで生涯学習が盛んになっていけるといいなということを要望して、この質問は終わります。 では、次に、子供たちの教育環境についてお伺いします。 不登校問題に対してどのような対策をとっているのか、先ほどの答えの中で非常に大きな努力をされました。きょうの市長の答えにもありましたように、大変このことについては心を砕いて一生懸命やったというようなお話も伺っております。 150名から不登校が62名にという画期的な状況になったわけですけれども、その辺のところをもう少し詳しくお伺いしたいと思います。 ○副議長(山本今朝雄君) 答弁を求めます。 金丸教育部長。 ◎教育部長(金丸博君) それでは、お答えさせていただきたいと思います。 不登校につきましては、早期発見及び未然防止に重点を置いて取り組んでおります。教育委員会では、各学校から報告されたこれまでの不登校児童・生徒に対する種々のデータから、本市における不登校の傾向を分析し、月3日を超える欠席日数があった段階でケース会議を開き、担任だけではなく学校としての対応を考えていくことや、欠席1日で電話連絡、2日以上続いたときは家庭訪問を行うなど、きめ細かな対応を学校に指導しております。 また、魅力ある学校づくりが不登校の未然防止に不可欠であり、そのためには、わかる授業づくりと充実感を与える集団づくりが必要と考えるもので、教職員を対象とした授業力や教師力の向上を図るため、各種研修会を実施しております。 さらに、21年から一旦不登校に陥った児童・生徒の学校復帰への足がかりをつくるために、市内の3つの公民館に適応指導教室ウオークルームを設置し、退職した教員が不登校生徒の学習支援を行っております。その結果、これまでに多くの生徒が学校復帰や高校進学を果たすなど、着実な成果を上げておるところでございます。 以上です。 ○副議長(山本今朝雄君) 20番、池神哲子君。 ◆20番(池神哲子君) この問題を物すごく深く考えて対処していただいているということ、非常にありがたく思っております。今後も引き続き行っていただきたいなと、学校に行きたくても行かれない状況というものは大変つらいわけですし、そこの中で楽しく行けるというのがまず大前提であります。ぜひよろしくお願いいたします。 次に、子供の環境について大切なエアコンは、さっきお話聞いたかしら。まだですよね。きょうはエアコンの話が随分出ておりますので、何かもう一度聞いてしまったのかなと思ったんですけれども、もう一回私のほうからこのことについてはやってよろしいですか。 全地区エアコン設置、これはもう何で今ごろそんなことを言うんですかと言われるくらい、今さら扇風機はないでしょうと、まだなんでしょうかということは私たちの感覚の中にもあります。その前は、扇風機もなかったんですね。何でという感じがしまして、扇風機ぐらい当然でしょうということで、扇風機もつけていただいてかなりたちました。しかし、もう扇風機の時代ではないでしょうと。今回も多くの議員の方々からこういう声をいただいているわけです。本当に費用がないのか、それとも子供に対する感覚がちょっと鈍っているんじゃないかとか、いろいろな声が聞こえてくるわけです。そういう中で、じゃ、私たちでお金を出してでもいいから子供たちの環境のためにエアコンでも設置してもらいたいなんていう声まで聞こえてくるような状況が地域ではあります。 そのことに関して、全地区にやはり学習環境の平等性の意味からいってもエアコンを設置すべきでしょうという点についてお伺いいたします。 ○副議長(山本今朝雄君) 答弁を求めます。 保坂市長。 ◎市長(保坂武君) エアコン、扇風機今ごろと言うけれども、合併されたときに扇風機もう10年前にもうつけているそうですね。だから、私が今さら指摘をされることではないんです。合併する前に双葉町は3校でエアコンを入れたと。それにはそれなりの事情があって、詳しい内容はともかくとして、恐らくいろいろな状況があって入れたと思います。それが若干不公平だからこちらの敷島・竜王地区には扇風機を各教室へ4台入れて、それでいいではないかということだったと思いますが、ここ近年暑くなってまいりましたので、2年ほど前からエアコンをどうだろうというご指摘もございました。私もエアコンにも関心もありますが、将来あと4年ほどすると16億円ぐらい合併の特別臨時交付金が市は不足してくるんです。他の市も非常にそういったことは危惧しているところでありますが、あいにくエアコンをつけているまちは甲府、昭和、韮崎、そして笛吹、中央市がつけてくるというふうな状況で、以下、他の市は今検討中というところでございます。 したがって、私どものところもこう暑くなると来年はもっと暑くなるではないかということですので、前向きに検討せざるを得ないところはありますが、ただ先ほど答弁をさせていただいておりますように、健康面で考えていくと、やはり低体温の子供たちが非常に多くなってきているというそういう時代に来ると、やはり私たちは汗をかいて初めて37度の脳の働きが一番にいいというところの体温の温度に調節していくのには、外に出たら太陽を浴びて、暑いというときはそこで汗をかいて、そして37度の体温に保つ、あるいは暑い部屋に来たときに暑いと思ったら汗がかけるということが必要だというのが、人間しかできない、汗をかくということの動物なんです。ほかの生物には汗をかくことができないんだそうです。そういったことからいくと、今の熱中症にも強くなれるということは汗もかいたり、そして水を補給したりとかというところの人間性を育てていくということが大切だからという詳しい理由を私は言って、そして、いや、エアコンについては考えさせてもらうというふうなことで言っております。 先ほど来、長谷部議員からの代表質問にもありましたけれども、3人の方から初めて投書をいただきました市長への手紙。3人にご返事をいたしまして、その後何のお返事も来ませんが、一応納得してくれたかなと。それから、ある小学校のPTAの役員さんたちの懇親会で先日呼ばれて行って、懇親会にいたら、案の定エアコンについてどうだとかというふうにご婦人方からも言われました。お話を先ほどのように長谷部議員の質問に答えたように、もっと簡略でしたけれども、お話ししたら納得しましたと、そういうことですかと言ってくれました。 それで安堵はしているんですが、先ほど休憩の間にも甲府地区消防本部と峡北消防本部に熱中症で搬送された人数をお尋ねしました。ただ、全体的にはどのくらいあったかは聞いていなかったようですが、うちのまちで甲府地区消防では敷島と竜王が該当しておりますけれども、合計6人、ことし25年度中、だから4月からきょう現在までに6人。峡北消防本部は9人、その数字が小学生は甲府は1人、峡北本部が2人、高校生で甲府は2人、峡北消防本部で3人、成人では甲府は3人、峡北では4人。1人ずつぐらい多いわけですが、甲斐市では15人の方のうち9人の方が峡北というと、この数字で判断してはいけないと思いますけれども、双葉地区のほうの方が9人で、敷島と竜王の方が6人だったと、こういうことになると、いや、かえって元気でいたんじゃないかなと僕は思う数字にもなると、こういうことになるんですね。 だから、いろいろとあればいいんですけれども、私だってそれは私の金でないと言えば金でないんだけれども、いいんだけれども、してあげたいけれども、うちの孫の2人からも言われます。中学2年生2人います、孫が。男の子にも女の子にも言われました。でも、それは友達が言ったからであって、おじいちゃんのお金じゃいいかもしれないけれども、みんなのお金だから6億円からのお金は大変なんだというふうにちょっと説得をしましたら、理解もしてくれているという状況ですが、あればいいというんじゃなくて、日本というこの四季のある国の中にいたら、やはり暑さ、寒さを体験して、高校生を見てください。サッカーをやる子供たち、野球をやる子供たち見てください。すごいじゃないですか。寒くても練習し、暑くても甲子園へ、応援する人たちもあの暑い中を全校生徒が応援に行って水をかけられながら応援している、そういうところの姿を体験していくことが青年、少年たちじゃないかなというのが私の思いなんです。 そこが、不登校のこともそうですけれども、残念ながら19年、18年は日本一悪いのは甲斐市だったんですよ。不登校の多いのが。それが、4年ぐらいで今は多分十何位ぐらいかね、山梨県が。その中で、甲斐市がよくなったから山梨県がよくなったんです。不登校率が減ったんです。そういうふうにやはりやるところをやっていかないと、じゃ、多くの方が、全部アンケートをとってみんなが入れろと、それはアンケートを出せばエアコンを入れてくださいと多分答えると思います。でも、お話をさせていただければ、そうかなと若干思っていただけるということにしていかないと、数人の方から聞いたからといって、ここで入れろ、入れろのコールをされたら、私だってそれはどうぞと言いたくなります、不本意ですけれども。そういう思いで今はいるところです。 したがって、そうばかり言っていられないから、ミストつきの、外国製で大分霧が細かくて好評なんですね。そういうものを昇降口へ置かせてもらったりしておりますけれども、双葉地区のほうへも入れるということで9月から入れる予定ではしたんですけれども、ちょっと事務方が金がないからということで、双葉地区の学校へは来年度ということになるようですが、既に9月にも入ってきているので、そういうことを強く私はお話をさせていただいて答弁にかえさせていただきます。 ○副議長(山本今朝雄君) 20番、池神哲子君。 ◆20番(池神哲子君) かなりこれは市長のご高説かなというふうに承りました。しかし、随分頑固だなというふうにも私は思った次第であります。 それはともかくとして、これは本当に多くの子供たちの念願でもあるわけで、生存権、生存まで、熱中症になったらもう病気なんですよ。15人も。それはないじゃないですかと。そこに子供を追い込むなんてとんでもないし、子供に対して根性をつくるだとか、強くするだとかというのはまた全然違った感覚だと思うんですね。子供はかえってそれで意地が悪くなるし、すごく否定されるというか、ちゃんとした環境の中にいなければ、どこかでそれをはみ出すわけですね、そういうことで子供は正直ですから、そんな形で育てられたら創甲斐教育に何か傷がつかなければいいなというふうに思ってしまうくらいであるわけですけれども、そのくらい私たちは長年のこれは提案でありましたから、今、5月、6月、7月、9月、もう非常に長い期間が暑いわけです。日本の暑さはもう蒸し暑いんです。とても耐えられないです。特に山梨は全国1とか2とか、暑さがすごい県なわけですよね、盆地の中で空気がよどんで。そういう中で元気を出せとか言ったってどうしようもないと思うし、また表にいる子たちはまだ風に吹かれているからいいんですけれども、お教室の中でのというのはとんでもない話で、もういろいろと市長には、きょうご高説を拝聴いたしましたので、これ以上多分快い回答は得られないと思いますので、この件については終わります。 では、次の問題に入っていきます。 男女共同参画についてお願いいたします。男女共同参画については、人権を尊重しつつということで回答もいただいております。その中で、再質問を行います。 特に、現在目に見えない状況の中で非常にDVというのが考えられないくらい家庭の中であるということは非常にゆゆしきことであります。社会問題になっているということで、当たりさわりのない状況でいろいろとお話を伺ってきたわけですけれども、それでも駆け込み寺というか、そういうふうなところが必要だということで、市のほうでもいろいろと考えてくださって、11月のDVに対する防止週間、そして市の広報紙に特集記事を載せてやる予定だとか、あるいはショッピングモールやスーパーマーケット女性トイレに相談支援窓口などを張っておいて、すぐに対応できるようにしてくださるとか、そういう予定も入れてくださったり、こういうことを行おうとしてくださっております。 ぜひ、この点については、男女共同参画社会の中では大変な現代の問題としてありますので、力を入れていってほしいなというふうに思います。その点についていかがでしょうか。もう少し回答をいただけないでしょうか。 ○副議長(山本今朝雄君) 答弁を求めます。 花形生活環境部長。 ◎生活環境部長(花形保彦君) ただいまDVについての具体的な内容、相談関係につきましてご質問をいただいたわけでございますが、これは一応県の統計なんかがございます。それを参考にちょっとお答えさせていただくんですが、DVに関する相談件数、これにつきましては、先般新聞報道でも公表をされているところでございますが、平成24年度1,246件、これは県の相談ですが、あったところでございます。この数年間の推移を見ますと、全体として増加傾向にあります。これはDVという行為が認識され、相談支援窓口の周知が広まったことから、相談件数がふえているものと分析をされております。 また、周知方法としまして、先ほど市長のほうでも答弁をいたしましたが、ショッピングセンターのトイレなどに周知カードを置いているわけでございまして、この周知カード、今免許証大の大きさでございますけれども、池神議員さん、こんなカードをトイレなんかに置いております。これは、表を見ますと、パートナーからの暴力に悩んでいませんかということで、DVにかかわる部分、こういうものがDVになりますよというのが表示されておりまして、裏側には今の駆け込み寺ふうな感じの相談窓口としまして、県の女性相談所、そして同じく県ですが、男女共同参画推進センターぴゅあ総合、そして警察関係、そして法務局関係、そちらの相談窓口としての連絡先、そして相談時間等をここで明記したものを置いてあるところでございます。 市としましては、先ほども答弁の中にございましたとおり、相談窓口としまして子育て支援課における家庭児童相談員が対応していること、これにも触れさせていただきました。そして、先ほどもちょっとお話しさせていただいたように、県の対応としましてはこの4つの相談所がありまして、そちらのほうで対応しています。それに対する周知を甲斐市の窓口のほうでも行っているところでございます。 以上です。 ○副議長(山本今朝雄君) 20番、池神哲子君。 ◆20番(池神哲子君) この問題について、市でも真剣に取り組んでくださっているという状況がよくわかります。9月7日の山日新聞でも、DVの相談件数2,246件、6年ぶりに減というふうになっていますけれども、まだ相談内容は気に入らないことがあると殴るとか、身体的暴力が大半で、言葉や態度による精神的嫌がらせ、生活費を渡さないなど経済的な暴力などもあったなんていうことが今社会問題になっています。私たちもこの点について本当に大変なことだなというふうに思っております。 身近な人からの暴力は誰にも言えずに抱えてしまいがちだけれども、被害に遭ったら相談してほしいと呼びかけているというふうに、相談窓口が言っております。ぜひこのようにして抱え込まないで、市のほうでもいろいろと計画あるいは実施をしてくれておりますので、その点について、こういう点でも議会を通してまた訴えていったらいいかなというふうに思っております。 以上、4点でございましたけれども、質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○副議長(山本今朝雄君) 以上で市民クラブの代表質問を終わります。 ここで暫時休憩いたします。 △休憩 午後2時32分 △再開 午後2時50分 ○副議長(山本今朝雄君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 代表質問を続けます。--------------------------------------- △坂本一之君 ○副議長(山本今朝雄君) 続いて、颯新クラブの代表質問を行います。 9番、坂本一之君。     〔9番 坂本一之君登壇〕 ◆9番(坂本一之君) 9番、颯新クラブの坂本でございます。 議長の許可をいただきましたので、颯新クラブを代表し、質問をさせていただきます。 その前に、私は6月定例会の一般質問において、学校の部活動にフェアプレーの精神の導入をすることを提案させていただきました。相手を思いやる気持ちをあらわした事例がありましたので、若干紹介させていただきます。 夏の甲子園大会で初出場で初優勝した群馬の前橋育英高校対延岡学園との決勝戦で見られました。前橋育英のバッターがファウルチップを打ち、そのボールが延岡学園のキャッチャーの右手に当たってキャッチャーが負傷したときに、すかさずキャッチャーに駆け寄り手を冷やすコールドスプレーを吹きかけたのは、延岡学園のベンチからではなく、前橋育英の1塁コーチャーが駆け寄りました。そして、キャッチャーミットとマスクをきれいに拭いて回復するのを待っていたのも前橋高校のバッターでありました。普通は試合中にそんな相手のことは放っといてそんなことはしません。しかし、決勝戦という緊迫した中でも相手を思いやる気持ちが普通にできたことに、その1塁コーチャーは、相手チームがいるから野球ができる。野球人として、その前に人としてしっかりしなければいけないと監督から教えられてきました。コールドスプレーを持っていったのは監督から言われたわけではなく、いつものことですと平気な顔をして言っていました。まさにここにスポーツマンシップの原点を見たような気がいたしまして、最近多いラフプレーややじを飛ばさなくても、こういうすがすがしいプレーでも優勝ができるということを描いた何とも言えない温かい気持ちになった決勝戦でありました。 どの世界においても相手を思いやる気持ちを大事にしながら、質問に入らせていただきます。 今回は、5表題について質問させていただきます。 まず、初めに甲斐市制10年を来年迎えることについてであります。 甲斐市が誕生してから、早いもので来年で10年がたとうとしています。その間に、合併の目玉であった竜王駅周辺整備も完了し、重立った事業も順調に遂行しているように思われます。しかし、一部の市民の中からは、本当に合併してよかったのか、合併して市民サービスが低下したのではないかと、さまざまな意見があることは既に承知のことかと思います。 合併した当時は、新市になることによって今までの旧町単位での閉塞感を脱却して、より住みよいまちになるんではないかという期待感があふれていたように感じ得ます。確かに、ハード面は竜王駅に象徴されるようにすばらしいものができましたが、活性化されたとはいえず、ソフト面において市民の不満感は募っております。 今なぜこのことを取り上げるかというと、来年10年がたったときには、竜王駅が人であふれ、その駅前を中心とした地域が盛り上がっているだろうという期待感がありました。しかし、現実はどうしたんだという失望感に変わってしまっています。だからこそ、来年10年を迎える前に政策を打ってほしいというのが市民感情ではないでしょうか。 確かに、当局側も無策だったわけではないことは承知しています。しかしながら、市民の期待に応え得るようなインパクトがある政策ではなかったことも事実であり、この先10年、20年後を見据えた期待感ある政策を掲げることが甲斐市としての責務ではないでしょうか。そこで下記の点について伺います。 竜王駅活性化策の現状と今後の方針について、お尋ねをいたします。 2番目といたしまして、地方交付税の削減も間近に迫り、ルネサス関係の市税への影響も少なからずある今、一層の経費削減と緊縮財政が求められる現状下で、期待感があふれる政策は遂行できるのか。 3番目といたしまして、来年10年を迎えるに当たりイメージキャラクターを公募する方針だが、大分後発な気がいたしますが、その活用方法についてお尋ねをいたします。 次に、2表題目の定住人口増加策についてお尋ねをいたします。 甲斐市の人口は2004年9月の合併当時7万4,047人、2017年7月末で7万4,576人とおおよそ9年で上下の移動はありますが、500人増の微増となっております。また、世帯数は合併当時の2万7,500世帯から3万世帯と約2,500世帯ほどの伸びとなっております。今後の人口予想では、2015年の7万5,823人をピークに、2035年には7万1,613人まで減少する予想が立てられています。 この人口フレームは統計的な単純推計人口であるので、今後の新たな住宅開発などの政策的要素を加味した政策目標人口に転換すべきであると私は考えます。そうすることによってかなりシビアに設定され、定住人口増加には住宅施策を基本に年間出生数などを加味しながら、どの世代の人口をふやすかが見えてまいります。 定住する要件には、子育て、教育、土地利用のバランスが大事であるとされています。我が甲斐市の施策はその要素に当てはまるでしょうか。これからは各自治体間において定住者を獲得する競争が激しくなります。そんな中、定住地としての魅力の発信、定住促進支援制度の取り組み等の情報発信をしていかなければならないと考えます。そこで、下記の点について伺います。 1番目といたしまして、甲斐市の定住人口をふやす施策にはどんなものがあるか、お尋ねをいたします。 2番目といたしまして、市長が創甲斐教育の中で、甲斐市で育ち、甲斐市を育てる人づくりを掲げていますが、甲斐市で学んだ子供たちがいずれ甲斐市へ居住してもらうことが究極の目標だと私は考えますので、2世代、3世代と住み続ける場合は優遇税制などの支援策があってもよいのではないか、お尋ねをいたします。 3番目といたしまして、山梨県の県人口が86万人を割ったことに危機感を覚えて、県庁内に定住人口確保対策プロジェクトチームを立ち上げ、県でも定住促進策をまとめています。甲斐市でもおくれをとってはならず、県と連携しながら進めていくべきだと考えますが、いかがでしょう。 次に、3表題目の甲斐市事業評価制度について伺います。 甲斐市総合計画後期基本計画の政策の一つに、効果的に行政が運営されているまちづくりがあり、第2次行政改革大綱の推進がうたわれております。この大綱には、人口減少社会の到来により、ますます厳しい財政状況が予想され、限られた経営資源、人、物、金、時間、情報をできるだけ有効に活用し、これまで以上に重点的かつ効率的、効果的に行財政運営を行っていくことが書かれています。内部的には、各事業をPDCAサイクルによって継続的に改善し、甲斐市行政評価事務事業評価マニュアルによって一定の評価を下しています。 しかしながら、事業を計画して実行するのも職員であり、その事業が市民にとって最大のサービスをもたらしたのかという評価を下すのも職員であります。これでは、客観的な評価をしているとは言い切れません。後期基本計画の中にも行政評価システムの導入がうたわれ、行政大綱の中にも新規の事業として事業仕分けの実施の取り組みが書かれています。そこで、下記の点について伺います。 1番目といたしまして、平成23年度に行った模擬事業仕分け以降、事業仕分けは行われていないが、今後はどのように進めるのか、お伺いをいたします。 2番目といたしまして、以前同僚議員から同様な質問の答弁の中では、議会制民主主義の本来の姿としては、こうした役割、機能は行政のチェック機能を有する議会が担っているとして、評価は議会が下すべきものだとしている。もちろん議員は市民の代表という点では当てはまりますが、もう少し幅広い意見を求めてもよいと思いますが、いかがでしょうか。 3番目といたしまして、他の市では事務事業外部評価委員会を立ち上げ、有識者と市民の公募により事業評価を下しています。市民との協働という点からもこの委員会の役割は大きいと考えますが、甲斐市でも導入してみてはいかがでしょうか、お尋ねをいたします。 次に、4表題目の地方公会計について伺います。 地方財政がますます厳しくなる中、甲斐市においては平成24年の決算によると、自主財源である市税は前年度と比較して0.4%減少し、依存財源である地方交付税も相対的には減額となり、ますますの緊縮財政を求められていることは、決算書を見ても明らかで、歳出の抑制、事務事業の見直し、業務の委託・民営化などの合理化した経営を行っていかなければならないと考えられます。つまりは、歳入がこの先も減少傾向にある中で、今までと同等の市民サービスを提供するには、前述の質問のように、その対象事業が本当に市民にとって費用対効果をもたらし、市民ニーズに応えた事業なのかを客観的に評価するとともに、財政の面からもその事業に無駄遣いがなかったかどうかを細かくチェックする会計システムが必要だと考えられています。 現在、甲斐市では平成20年度より総務省方式改定モデルにより公会計が行われています。これは、発生主義・複式簿記の基本的考え方をその基礎としつつ、財務書類の作成における実務に配慮したモデルであり、現金主義会計を補完し、事務負担増を考慮して公有財産の状況を個々の複式仕訳によらず、決算統計情報をワークシートに記入していくものです。そのことを踏まえまして、下記の点について伺います。 一番初めに、その総務省方式改定モデルを採用しまして5年ほどたちますが、その方式のメリット・デメリットは何であるか、お尋ねをいたします。 2番目といたしまして、以前に行政コスト計算書だけは事業ごとや施設ごとではないので、理解しづらいという答弁がありました。この会計システムは、住民や議会、外部に対する財務情報のわかりやすい開示を目的としています。わかりやすい説明責任の履行を当局は果たすべきではと考えますが、いかがでしょうか。 3番目といたしまして、細かい分析ができる複式簿記の導入と固定資産台帳の整備を推し進めてはいかがか、お尋ねをいたします。 最後の質問に移ります。 行政による学力支援体制について伺います。 定住人口増加策の要件として教育が挙げられます。いかに教育環境を整備するのか、それは施設面や先生の配置面までなどのさまざまな環境を指しますが、特に今回注目したいのは学力レベル環境に対してであります。 甲斐市が掲げている創甲斐教育では、来年度が5年ごとの見直しの時期となっております。確かに、先ほどから答弁にありましたように、いじめ問題や道徳教育などにおいてはかなりの成果が出ているように思われます。よく教育は知・徳・体のバランスが大事であると言われ、創甲斐教育大綱の中でも幼児教育から生涯教育までの全てにおいて網羅されております。 その中で、学力面においては確かな学力の育成を目標に学習指導の充実などを施策としています。その進捗状況は毎年数字として公表されるが、それは児童・生徒へのアンケート結果をもとにしたものであります。つまり、本当に学力レベルが上がったのかどうかというのはわからないのではないかと私は思います。 小学校低学年ではまだしも、高学年では中1ギャップにならないようなレベルまで準備することは大事であり、中3になれば受験も控え、自分の学習レベルがどこまで達しているかは気になるところであり、保護者にしてみれば学校のレベル、生徒のレベルがどのくらいに位置しているかは客観的には知り得たいと思うのが心情でなかろうかと私は考えます。そのことを踏まえて、下記の点について伺います。 1つとして、甲斐市において学力アップの施策は具体的には何か、お尋ねをいたします。 次に、最近導入し始めている小・中一貫教育について所見をお伺いいたします。 3番目といたしまして、英語教育に小・中学校でも力を入れ始めているが、当然来年度の見直しの中に指標として入れるべきだと考えますが、いかがでしょうか、お尋ねをいたします。 最後に、山県大弐先生を郷土の英雄とするなら、大弐塾ならぬ寺子屋式の幕末の藩塾のようなものをつくってみてはどうか、提案をいたします。 以上、5表題について質問をさせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○副議長(山本今朝雄君) 質問が終わりました。 当局の答弁を求めます。 保坂市長。     〔市長 保坂 武君登壇〕 ◎市長(保坂武君) 坂本一之議員から颯新クラブの代表質問をいただいております。 初めに、竜王駅活性化策の現状と今後の方針についてお尋ねであります。 市では、竜王駅の活性化策として、竜王駅魅力発信協議会を設置し、竜王駅ひろフェスティバルやイルミネーション事業の実施、竜王駅で鈴虫の声を聴く甲斐等のイベントの実施、味覚探訪ツアー観光巡回バスの運行、小さな旅コースへの掲載、JR東日本とのタイアップによる駅からウオークラリーなど、竜王駅を観光やイベントの拠点と位置づけ、駅のにぎわいづくりを行ってきたところであります。 また、駅の南北自由通路の完成により、公共交通利用者の利便性が図られたことから、医療機関や学習塾など、民間事業者が少しずつではありますが、進出してきております。 地域の活性化には、有効な土地利用による人口の増加と安定した雇用の確保が重要であると考えております。そのためにも、地域の需要をしっかりと把握する中で、個人、事業者を問わず甲斐市の魅力である立地のよさ、生活環境のよさをしっかりとアピールし、官民の連携により、地域の活性化を目指してまいりたいと考えております。 今般のルネサスエレクトロニクス甲府事業所が閉鎖された場合による市税への影響も、現段階では明確に判断できませんが、今後どの程度の財源不足が生じるかは、地方交付税の交付状況や財源不足を補う臨時財政対策債の発行額を考慮し、実効性のある中長期財政計画を策定する中で、総合計画で目指す緑と活力あふれる生活快適都市の実現に向けて、効果的な施策を展開できるよう努めてまいりたいと考えております。 次に、市の魅力や特性を効果的に情報発信し、市の知名度向上とイメージアップを図るため、マスコットキャラクターの公募をことしの12月に行い、市制10周年に当たる来年には発表したいと考えております。 活用方法といたしましては、着ぐるみを作製し、市内外で開催される各種イベントに参加し、甲斐市のPRを行うとともに、各種印刷物、市ホームページ等への掲載やオリジナルグッズの商品化も検討し、甲斐市の知名度アップと市の一体感の醸成に努めてまいりたいと考えております。 次に、定住人口をふやす施策についてお尋ねであります。 市の定住人口をふやす施策といたしましては、今後の高齢化社会を見据えた高齢者が安心して暮らせる生活環境の充実や安心安全面の向上を目指した防犯・防災対策の充実、また安定した生活を営むことができる雇用環境の確保、さらに子育て環境の充実など、住みよさ、暮らしよさの実感ができる施策が中心となるかと思います。こうした総合的なまちづくり施策を進めていくことが定住人口をふやす施策として重要ではないかと考えております。 優遇税制などの支援策についてでありますが、現在、市は地方税法等に基づき、適正・公正な課税に努めているところでありますので、税の優遇制度の導入につきましては、公平性の観点から適正でないものと考えております。 ご質問のとおり、甲斐市で学んだ子供たちが学業等で市外へ転出したとしても、甲斐市に戻り居住してもらうためには、就業先の確保が前提となります。今回のルネサスエレクトロニクス甲府事業所の撤退のように、企業を取り巻く経済環境は引き続き厳しい状況でありますが、昨年制定した企業立地支援条例による奨励金制度等を広くPRし、定住促進の支援策としての効果を発揮できるよう努めてまいります。 また、周辺自治体や県とも連携し、就業先確保の施策の推進にはなお一層取り組んでまいりたいと考えております。 次に、定住人口確保対策プロジェクトチームについてお答えいたします。 県では、定住人口を確保する対策として調査検討する組織として、定住人口確保対策プロジェクトチームを設置し、6月には東京有楽町に移住や2地域居住を考える方への住宅情報、生活情報、就職情報を提供する総合相談窓口として、やまなし暮らし支援センターをオープンしたところであります。ご質問のとおり、県一体となって定住促進を進めていくことは、各地域及び山梨県全体の活性化につながることから、雇用、観光、子育て等あらゆる分野で情報交換を行うとともに、市においても将来を見据えた定住人口の確保に向けた検討を進め、甲斐市及び山梨県の定住人口増加につなげてまいりたいと考えております。 次に、甲斐市事務評価制度についてお答えします。 まず、事業仕分けについてお答えします。 事業仕分けにつきましては、甲斐市第2次行政改革大綱において取り組み項目の一つとして掲げてあることから、平成23年度に模擬事業仕分けとして試行的に実施したところであります。この事業仕分けにつきましては議会制民主主義の本来像として、こうした事業評価の役割や機能は、行政のチェック機能を有する議会が担っているところでありますので、議会からの声を尊重する中で効率的な行政執行に当たっているところであります。 次に、幅広い意見を求めることについてお答えしますが、本市では平成20年度から事務事業評価を本格的に実施し、現在まで全ての事務事業に対し評価を行ってきたところであります。評価結果につきましてはホームページで公表し、透明性の確保に努めているところであります。 なお、市といたしましては行政改革推進委員会を組織、活用し、平成24年から市民温泉施設のあり方について広く意見を求めたところであり、行政評価による効率性の徹底をより一層期すため、今後も既存の組織を有効に活用してまいりたいと考えております。 次に、外部評価の導入についてでありますが、先ほどの答弁と重複しますが、有識者や市民等で構成する外部組織での評価も考えられるところでありますが、議会制民主主義の本来像として、やはりこうした事業評価の役割や機能は、行政のチェック機能を有する議会が担っているところと認識しておりますので、市民の代表である議会からの声を尊重する中で、引き続き効率的、効果的な行政執行に当たってまいりたいと考えているところであります。 次に、地方公会計についてお答えします。 新地方公会計制度は、企業会計で採用している発生主義の概念を取り入れることで、これまでの予算書や決算書では読みとれない資産と債務の対比や、現金支出以外に発生している減価償却などの行政コスト、資産価値の変動を明らかにしようとするものであります。本市では、平成20年度から総務省が示した総務省方式改定モデルを採用し、普通会計ベース、連結ベースでの公表を行っているところであります。 まず、総務省方式改定モデルのメリット・デメリットについてお答えします。 総務省方式改定モデルは、決算統計を活用して財務書類を作成するため比較的簡便に作成でき、固定資産台帳を段階的に整備することにより、早期に財務諸表の整備効果があらわれることや、多くの地方公共団体等が採用しているため、団体間比較を行う上で有効であるなどがメリットとして挙げられます。 その反面、決算統計データに基づき作表することから、適時に必要な財務諸表の把握ができず、即時性に欠けるというデメリットがあります。 次に、わかりやすい説明責任の履行についてお答えします。 新地方公会計制度は民間と同質の財務諸表を整備し、適時に透明性の高い財務情報を提供することにより、外部に対する説明責任の充実を図るものでありますが、本市におきましては、現行法令の趣旨や国の指導により、総務省方式改定モデルに基づき、市ホームページへ財務諸表を掲載し、わかりやすい内容の解説などを行っているところであります。今後とも財務諸表の精度向上に努めるとともに、市民への説明責任を果たしてまいります。 次に、複式簿記の導入と固定資産台帳の整備についてお答えします。 新地方公会計制度については、総務省において今後の新地方公会計の推進に関する研究会で研究がされておりますが、まだ基準等も確定せず、引き続き課題の整理と議論の継続がなされている状況であります。こうした中での導入は、自治法に基づいて行っている現行会計処理との重複作業となり、限られた職員で事務を行うには限界があります。 いずれにいたしましても、複式簿記の導入や固定資産台帳の整備に当たっては、会計処理システムの構築、資産管理システムの整備にも相当の時間、労力、コストを要するものと考えており、実効性のある会計基準の整備と必要な法改正について、国の動向を注視してまいりたいと考えております。 私からは以上です。 ○副議長(山本今朝雄君) 加々美教育長。 ◎教育長(加々美英君) 私のほうから、坂本議員の行政における学力支援体制につきましてご質問をいただいておりますので、お答えいたします。 初めに、甲斐市における学力アップの具体的施策についてお答えいたします。 坂本議員のご指摘のとおり、創甲斐教育では確かな学力の育成、これを目標に掲げ、学習指導の充実に努めております。具体的には、学力アップは教師の指導力の向上からという考えのもと、昨年度から教職員を対象とした授業力向上のための研修会を開催しております。 また、現在の学力のキーワードともなっております言語活動の充実といったテーマにつきまして研究指定校を設け研究実践を図るとともに、秋には公開研究会を開催し、その成果を普及させることを通しまして、甲斐市全体の学力向上を図ってまいりたいと考えております。 さらに、学校教育支援員を各学校に配置し、学校の実情に応じた少人数指導や一人一人に対するきめ細かな指導等を行っているところであります。 次に、小・中一貫教育についてお答えいたします。 小・中一貫教育は、義務教育9年間を連続した期間として捉え、一貫した教育課程を編成し、継続的な指導を行うことで、確かな学力や豊かな心の育成、不登校やいじめ等の生活指導上の課題の改善を図ることを狙いとしております。その意義は大きいものであると認識しております。 その一方で、小・中一貫教育の導入に当たっては、国の許可や指定が必要であるなど、制度上の課題もありますので、今後国の動向や先進校の取り組みなどから情報収集し、研究してまいりたいと考えております。 次に、英語教育に関する創甲斐教育の指標への導入についてお答えいたします。 創甲斐教育推進大綱の策定から4年が経過し、来年度は見直しの時期となっております。この間に学習指導要領の改訂がなされ、小学校では高学年で外国語活動が新設され、市内の各小学校では英語を週1時間学習しております。これは、グローバル化が急速に進展していく社会の中で、学校教育において外国語教育を充実させることが重要な課題の一つとなっていることをあらわすものと認識しております。 また、市では今年度から独自の取り組みとして、市内の中学校に勤務する外国人英語指導助手であるALTを活用し、生きた英語を取り入れた小学校低学年対象の英語ふれあい教室や、公立の保育園及び幼稚園児を対象とした英語で遊ぼうといった事業を展開し、大変好評を得ているところであります。 こうした点から、来年度の大綱の見直しの際には、具体的施策への英語教育の導入とあわせて、指標についても検討してまいりたいと考えております。 最後に、寺子屋式の学習の場の設定についてお答えいたします。 市では、平成18年度から学力向上と学習習慣の定着を目的として、中学生を対象とした自学講座を開催しております。これは、教育委員会で学習ボランティアを希望する大学生を募集し、年間25回程度、土曜日の午後、市内の4つの公民館を会場に、中学生に対して学習支援を行うものであり、4会場とも30名程度の中学生が登録しております。 なお、平成24年度は62名の大学生がボランティア登録を行い、延べ1,553名の中学生が講座に参加いたしました。 近年は、他市町においても学校現場等への学生ボランティアのニーズが高まってきており、大学生をいかに安定的に確保していくかなどが課題となっておりますので、今後講座の運営方法等について多方面から検討してまいりたいと考えております。 以上、よろしくお願いいたします。 ○副議長(山本今朝雄君) 当局の答弁が終わりました。 再質問ございますか。 9番、坂本一之君。 ◆9番(坂本一之君) 再質問をさせていただきます。 一問一答ではありませんので、余り深く突っ込むことはできないかと思いますし、設問数が多いので全ての質問には再質問できませんが、自分なりの意見を示しながら気になった点について何問か再質問をさせていただきます。 まず、初めの甲斐市制10年を来年迎えるに当たっての質問の中で、竜王駅の現状と今後の方針について市長からるる説明があったところでございますが、答弁にありましたように、確かに短絡的なイベント等を行っているなど、大分当局も苦労している点は理解できますが、どうしても継続的に行っているものはなく、活性化にはなっていないというのが現状だと思われます。また、以前には民間資本によって駅前にビジネスホテル等の引き合い等もあったようでございますけれども、今そのような話は来ているのか、お尋ねをいたします。 ○副議長(山本今朝雄君) 答弁を求めます。 米山建設産業部長。 ◎建設産業部長(米山徳彦君) お答えします。 竜王駅の北側の民有地の開発など、現状についてでございますけれども、竜王駅北口の開発に関する民間からの開発許可については、平成23年3月には県外の建築事務所から商工会を通じまして、ホテル、スーパーなどを配置した保養施設の計画を目的に、用途地域など開発条件の事前の相談や問い合わせがありました。具体的な出店計画などの協議及び研究には至っていない状況であります。今現在は、開発計画については話は来ておりません。 なお、現在は竜王駅北口の北側から進入する進入路ですが、東側にクリニック、本年5月に開業し、あわせて調剤薬局も開業しております。 以上です。 ○副議長(山本今朝雄君) 再質問ございますか。 9番、坂本一之君。 ◆9番(坂本一之君) 以前の引き合いからもう年数もたっているのに、その計画はないのかなという感じがいたします。やはり景気の低迷もありまして、民間の引き合いもなく、感じ的には行き詰まりの感があるのかなという感じがいたしますので、引き続き模索はしていただきたいと思います。 今ちょっとお話が出ましたその北口、昇仙峡口ですか、そちらのほうでまだあいている土地がありますよね。その土地を市といたしまして購入、または借用してまで何かしようとする考えは市のほうであるか、お尋ねをいたします。 ○副議長(山本今朝雄君) 答弁を求めます。 米山建設産業部長。 ◎建設産業部長(米山徳彦君) 北側の昇仙峡ゲート、民有地、おおよそ6,000平米ほどありますけれども、何か事業はするのかということでございます。現在のところ、まだ検討中というか、考えの中に入っておりません。民間からも話も来ておりませんので、今後これは課題としております。 以上です。 ○副議長(山本今朝雄君) 9番、坂本一之君。 ◆9番(坂本一之君) ということは、現状とは全く変わりなくて、今後もちょっと見通しがないという状況かなという気がいたします。今は市が音頭をとって何か事業をしようとするというタイミングではなく、民間活力を探りながら連携して、民間資本が出てくるのがあったらば連携しながらやっていこうということで、今は考えているということでよろしいでしょうか、市の考え方としましては。 ○副議長(山本今朝雄君) 米山建設産業部長。 ◎建設産業部長(米山徳彦君) 私たちのセクションもやはり企業誘致ということの中で、富士山ゲート、駅南側の大手の企業の大型の駐車場がありますけれども、我々も営業所の本部のほうへ話しにいきまして、何点か打ち合わせをさせていただきました。関係者に今後の土地利用につきまして伺いましたけれども、当面の間、現状のまま駐車場で営業するというようなことでありまして、ただ開発計画にいろいろな話が来ているという話もありましたので、しばらく様子を見るということで伺っております。 以上です。 ○副議長(山本今朝雄君) 9番、坂本一之君。 ◆9番(坂本一之君) ぜひとも前に進めるようなものが来ればいいかなという感がいたします。一長一短ではすぐに進まない計画だと思います。その辺も市当局も努力していることは重々わかりますが、市民の方も竜王駅の活性化はどうなるんだということで、大分心配している声があるようでございますので、来年10年を迎えるという節目でもございますので、何かそこまでに新しい方策ができればいいかなと考えますので、頑張っていただきたいと思います。 それで、あと1点、南北自由通路がたしか甲斐市道としましてなっているかと思いますけれども、これ、いろいろなイベントをやるときには、あそこを利用させていただきますけれども、これが例えば市民の人が写真展をやったり、絵画展をやったり、市民のサークルの発表会をやったりというような、自由通路をギャラリーとして駅を使うということはできるんでしょうか、お尋ねをいたします。 ○副議長(山本今朝雄君) 答弁を求めます。 米山建設産業部長。 ◎建設産業部長(米山徳彦君) お答えします。 当初から竜王駅南北自由通路の設管条例ということで、市内外問わず一般に貸し出しはしております。物品販売とか勧誘など商業行為や演説、ビラ配布、署名活動などの行為を除きまして、許可申請をしていただいて、ポスター掲示、広告、宣伝、催し物などに対しまして貸し出している状況です。 具体的には、駅前広場を含めまして24年度に49件お貸しをしていると。例えば、文学館、美術館の事業周知のポスターだとか、社会を明るくする運動の諸活動の関係だとか、JRによる救急救命講習会の周知等、当然竜王駅で鈴虫の声を聴く甲斐、これの施設利用だとかをやっております。 ご質問のギャラリーにつきましては、例えば先ほど言った絵画や美術、こういうようなものに対する展示のところでございますけれども、南北自由通路、特に富士山、それから南アルプス連峰、それから八ヶ岳、パノラマというか、360度のすばらしい眺望を売り物にしております。通路が東西南北のガラスの前にやはりギャラリーを設置することはどのくらいのスペースを使用し、また駅利用の通行に支障がないか等々、また期間はどのぐらいかというような条例上の問題もありますので、具体的にお聞きする中で使用許可の判断をさせていただきたいと思います。 以上です。 ○副議長(山本今朝雄君) 9番、坂本一之君。 ◆9番(坂本一之君) これは、本館のロビーとか、新館のロビーでギャラリーをやったりする展示をやっておりますよね、総務課を通して。その方から言われたんですけれども、せっかく竜王駅がガラス張りのところがあるので、あそこを使ってできないかというお話がございました。もちろん通勤・通学の時間は大分混み合いますので無理かもしれませんけれども、やはり10時ごろから4時ごろまでとかという時間でしたら、こういってはなんですけれども、その時間帯は使う方が少なくなっておりますので、十分ギャラリーとして使えるかと思いますので、そこで催し物などを積極的に一年間を通してやられることも、これはアピールの一つになるかと思いますので、ぜひともこれは市民の方に周知をして、先ほど話がありました公民館でサークルをやっている趣味の会の人たちにも十分アピールすることも、これは大事ではないかと思いますので、ぜひとも取り組んでいただきたいと思います。 3番目のイメージキャラクターの活用方法について再質問をさせていただきます。 これは以前からつくったほうがいいということで、私も何回か質問させていただきまして、10年の節目につくるということでその方向で行ったことはよかったなと思いますが、もうかなり出おくれている感というのが否めないと思います。韮崎のほうでもつくっていたり、きのうはニュースで言っておりましたけれども、上野原のほうで県内のゆるキャラが集まったという話も聞いております。通り一遍の活用方法では大分おくれをとっているので浸透するまでにはちょっと時間がかかるのかなという気がいたします。ですから、公募するということであれば、そのキャラクターを募集するだけにはとどまらず、そのキャラクターを使ってどういう活用方法ができるかというところまで公募の対象にして、審査対象にして決めていただきたいと思いますが、いかがでしょうか、お尋ねをいたします。 ○副議長(山本今朝雄君) 答弁を求めます。 小田切企画政策部長。 ◎企画政策部長(小田切正男君) 再質問にお答えいたします。 イメージキャラクターの募集を甲斐市を広く知っていただく貴重な機会になるものと考えておりますけれども、キャラクターの策定に当たりましては、ご質問のとおり、策定後の活用が大変重要でございますので、ご提案のことも募集要項に取り入れて進めてまいりたいと考えております。 ○副議長(山本今朝雄君) 9番、坂本一之君。 ◆9番(坂本一之君) そうですね。恐らくキャラクターをつくる人は、そのいわれとか甲斐市とのつながりとか、どういうイメージでつくったというところまでは多分発表するかと思いますけれども、それ以降の活用方法までというと難しい問題になるかと思いますので、その辺が十分大事ということは当局のほうでも認識しているならば、十分その点は考慮して公募に加えていただきたいと思います。 そして、また中途半端な活用方法はぜひとも私はやめていただきたいと考えます。ぜひともやるんでしたら、1番を目指すような形でやっていただきたい。そのぐらいのものと今からつくらないと、私はつくっても中途半端になるかと思いますので、その辺は十分申し置きをしておきます。 それから、来年の市制祭において発表をするということでございますけれども、印刷物やグッズをつくるということが答弁にありましたが、そうなりますと来年の9月の何日かに市制祭をやって、そこで発表すると、グッズとかというものはその後になってしまいますよね。そうすると、まだまだずっと先のことでありますので、ぜひとも私が考えるには、タイムラグがそれでは出てしまいますので、ある程度決定は先にしておいて、市制祭の発表と同時に一気に売り出すような方式を考えたらどうかと考えますが、いかがか、お尋ねをいたします。 ○副議長(山本今朝雄君) 答弁を求めます。 小田切企画政策部長。 ◎企画政策部長(小田切正男君) 効果的な発表が肝要であるというご提案でございますけれども、職員からなるワーキンググループを設置いたしまして、効果的な発表方法について検討をしたいと思います。 キャラクター決定に当たりましては、類似品等の調査等で不測の日数を要することも懸念されますので、お約束はできないところでございますけれども、商工会とも連携をとりながらスピード感を持って対応してまいりたいと考えています。よろしくお願いいたします。 ○副議長(山本今朝雄君) 9番、坂本一之君。 ◆9番(坂本一之君) やはりスピード感を持ってやるということと、やはり市民の方をびっくりさせるような方法というのもインパクトがある戦略かと思いますので、お願いいたします。 それから、今役所の中にチームをつくって活用方法について考えるという答弁がありましたが、失礼ですけれども、私が考えるには役所的な考えでは活用方法ができないかと思います。もちろん全庁を挙げて全課を挙げてそのキャラクターをどのように活用するかというのは大事なことであるかと思いますけれども、どうしてもこれは後発なのだから、余計インパクトを与えるには、やはりプロのプロモーターとか、プロデューサーにお願いして、ある程度売り方等を考えるのも一つの手かと思います。そうしないと中途半端な形で終わるような気がいたしますので、その辺の考えがあるかどうかをお尋ねをしておきます。 ○副議長(山本今朝雄君) 答弁を求めます。 小田切企画政策部長。 ◎企画政策部長(小田切正男君) そうしたプロの活用により、甲斐市の今後決められるイメージキャラクターが有効に活用できればいいわけですけれども、一応全国的な公募をいたすわけでございまして、全国の知恵に期待しているところでございまして、今後のPRにつきましては、また検討会でプロの必要性を感じたら、また予算化してまいりたいと思います。 ○副議長(山本今朝雄君) 9番、坂本一之君。 ◆9番(坂本一之君) その辺はひとつよろしくお願いいたします。 2番目の質問の再質問にさせていただきます。 定住人口増加策の中で質問をさせていただきます。 質問の中にも書きましたが、私的には子育て、教育環境の整備が定住人口をふやす最善の道と考えます。環境面で先ほど来から出ているエアコンがつけられないとした場合、中学3年生までの医療費無料化を目指したいところですが、それも財政難で無理だとしたら、中学3年生までの入院医療費の無料化ができないか、試算をしたことがありますか。あるとしたら、その額を教えていただきたいと思います。 ○副議長(山本今朝雄君) 答弁を求めます。 笹本福祉健康部長。 ◎福祉健康部長(笹本嘉朝君) お答えさせていただきます。 中学生の医療費無料化に係る経費は約5,300万円、その内訳といたしましては通院費が4,700万円、入院費は300万円、審査事務手数料は300万円と試算しております。中学3年生までの医療費無料化に関しましては、6月の定例議会の一般質問でもお答えいたしましたとおり、来年度策定いたします子ども・子育て支援事業計画において検討してまいりますので、ご理解をお願いいたします。 以上でございます。 ○副議長(山本今朝雄君) 9番、坂本一之君。 ◆9番(坂本一之君) エアコンのことは先ほど来るる質問が出ております。それは学習面の環境面ということでありますけれども、私は若干話を飛躍させていただきまして、定住人口をふやす中の子供の環境整備面という形で提案をさせていただいております。 中学3年生までの医療費が無料化というのはほとんど周りではやっていなく、そして入院医療費の無料化というのもほとんどやっておりません。他県では他市でやっているところもございます。入院費ということはよっぽど重い人でなければ入院しません。通院となると、自分が病院に行きたい、頭が痛いと言えば病院に行けるかもしれませんけれども、入院の許可をするのは多分病院の院長先生が許可する形になるかと思います。そうすると、よっぽど重いということでございますので、中学生が入院ということはよっぽどのけがとか病気だと思いますので、この辺の無料化を図ることによって保護者の方は安心できるんではないかと思います。今の部長の答弁によりますと、来年のところで考えたいということでございますので、ぜひともそれは前向きに考えたいと思いますが、その辺に関して市長のご見解がありましたら、一言お願いいたします。 ○副議長(山本今朝雄君) 答弁を求めます。 保坂市長。 ◎市長(保坂武君) 子供たちのことについては特に関心を持っておりますので、先ほど部長がお答えしたような分析を事務方は既にしておりまして、健康面ではやはり重要なことであり、そしてエアコンにかかわる問題が健康になるのか、ならないのかという議論になるんですが、私の主張でいくと健康な子供を育てるという意味でエアコンについてはいかがかと、検討をしているという段階でありますので、そういったことで重篤な病になった場合にはそれなりの処置をしてあげるということは大切なことではないかなと、こんなふうに考えておりますので、検討材料にはなろうかと思います。 ○副議長(山本今朝雄君) 9番、坂本一之君。 ◆9番(坂本一之君) ありがとうございました。前向きにご検討をよろしくお願いいたします。 私も先ほどの入院医療費が大体300万円ぐらいかかるということで、それを無料にしたからとってすぐに定住人口がふえるとは思いません。ただ、今の若い世代の方は結構シビアでして、新居を例えばどこに構えようかというときに、それは土地代だけではなくて、健康保険税や水道料なども比較対象になっているということでございます。ましてや、中学生になったら自分の部屋でも持たせてあげたいというのが親心だと思います。ですから、中学生を持つ保護者の方の環境整備こそがいずれ定住人口がふえる先駆けになるんではないかと私は考えますので、ぜひともその辺は前向きに検討をしていただきたいと思います。これは要望で結構でございます。 2番目の優遇税制などの支援策について再質問をさせていただきます。 答弁の中では、公平性の観点から優遇税制はできないということでありましたが、そしたら助成制度はできないのか、お尋ねをいたします。 今後は自治体間による新住民の取り合いになることが考えられます。就業先も少ない甲斐市に住居を構えてもらうためには、他市に見られるような助成制度があってもいいかと考えますので、お考えをお伺いいたします。 ○副議長(山本今朝雄君) 答弁を求めます。 小田切企画政策部長。 ◎企画政策部長(小田切正男君) 再質問にお答えいたします。 基本的に、定住策でございますけれども、生活環境の充実や防災等の安全安心のまちということが総合的なまちづくりの施策が大事だとは思いますけれども、議員ご質問のとおり、全国の中には定住人口策の一つといたしまして、住宅制度の助成制度としまして新築をした場合とか、中古住宅を買った場合に助成したり、あと転入助成金といいまして、Uターン、Iターンした場合に何らかの金銭的な助成を与えるという施策を展開している自治体が確かにあることは承知いたしているところでございますけれども、こうした施策が甲斐市に有効かということでございますけれども、甲斐市のここ5年間の人口の動態を検証いたしますと、出生死亡の自然動態はプラスの1,200人になっていまして、次に転入・転出の社会動態がマイナスの800人でございまして、その中をさらに詳細に見ますと、県内だけの社会動態というのはプラスの500人になっておりました。県外の社会動態のみがマイナスの1,300人になっている。つまり、それ以外はみんなプラスなんですけれども、県外との人口のやりとりだけがマイナスということでございまして、これは県内での居住を考えた場合、甲斐市は家を構え、住む場所としては地理的有利性から、これはかなり適地であるということは考えられて、もう認識が行き渡っているのかなと。そうしたことから、住宅の建築確認数もここ5年のデータを見ますと、350件前後で堅調に推移をしております。 県外との社会動態だけがマイナスとなる要因でございますが、これは考えるところ、このたびのルネサスの事業所の閉鎖等のように、県外への事務所の移転とか、あと学業で一旦子供が県外へ出たんですけれども、近辺の本来戻るべき実家のところの周辺に就職先がないと、そういったことが考えられるんじゃないかと。そういったことで、甲斐市の一番有効的な定住促進策といたしましては、やはりこうした要因から就業先の確保ということが一番効果的ではないかと考えるところでございまして、先ほどの市長答弁のとおり、大変厳しい状況ではございますけれども、周辺自治体や県とも連携いたしまして、当面就業先確保の施策であります企業立地支援条例等を推進することで対策としてまいりたいと考えております。 ○副議長(山本今朝雄君) 9番、坂本一之君。 ◆9番(坂本一之君) 今、部長が言われたことは私もわかりましたけれども、何年か前に私は定住自立圏構想の質問の中で、甲斐市はその中心市になるべきだという提案をさせていただきました。その必要要件のうち、昼夜の人口比率が要件に満たさないという回答でした。要は、今部長が言われたように昼間の人口が少ない、ということは雇用先が少なく、昼間はほかに出て働いて夜甲斐市に帰宅する人が多いということであります。でも、それは甲斐市には暮らすにはよいところだが、働き口が少ないということであります。逆に言うと、雇用先の面では他市には劣るが、甲斐市は住むにはよいところだということをみんなが認めているということのあわられであると私は思います。だから、それを逆にとって、暮らすにはとてもよいところだということを強くアピールするような政策を推し進めることに特化したほうが私はいいかと思います。 もちろん、先ほどから言っております企業誘致も大事で、企業立地の奨励金制度の助成があるように、新居を甲斐市に構えるという方々への助成制度があっても、企業誘致と同じように助成制度があるならその助成制度があってもいいと私は考えますが、再度お尋ねをいたします。 ○副議長(山本今朝雄君) 答弁を求めます。 小田切企画政策部長。 ◎企画政策部長(小田切正男君) 確かに隣接の韮崎市では、持ち家住宅の促進制度で新築した場合30万円とか、そういった制度を設けている自治体が隣に現にあるわけでございますけれども、利用件数が10件とか20件とか、そういった程度だとお聞きしておりますけれども、そういった制度で確かによそにつくるのを甲斐市へ持ってくる有効な施策としてある程度効果があれば、今後考える必要があろうかと思いますけれども、当面は、確かに直接的な対策にはなりませんけれども、今後のまちづくりで山梨県の全体の人口が86万人から甲府市1つの20万人が減るという中で66万人になっていく中で、一自治体だけが勝ち残っていくということは難しいんじゃないかと。ですから、当面山梨県全体の中に、先ほど市長が言ったとおり、県も伸びるけれどもあわせて市も伸びるという政策が今後より一層求められるんじゃないかと。その上で、今言った定住促進策についての補助金も今後の課題とさせていただくということで、よろしくお願いいたします。 ○副議長(山本今朝雄君) 9番、坂本一之君。 ◆9番(坂本一之君) これだけ企業がほかへ撤退するような状況の中で、企業立地促進条例のようなものがあってもなかなか決まるまでは逆転ホームランを打つような問題でありまして、それは大変苦労するかと思います。私はそれよりも地道に、住むんだったら甲斐市、働くところはほかでもいいよというようなことを、やはりそちらのほうの政策にもう特化して、観点を変えたほうが私はいいかと思います。ぜひともそれは検討をしていただきたいと思います。 時間がありませんので、次の再質問に移らせていただきます。 甲斐市の事業評価制度についての中で、再質問をさせていただきます。 当局側の答弁は、あくまでも事業評価は議会が担うということだが、取り組みに掲げているような事業仕分けというのは、もう今後は行わないということでよろしいでしょうか、ご確認をいたします。 ○副議長(山本今朝雄君) 答弁を求めます。 小田切企画政策部長。 ◎企画政策部長(小田切正男君) 再質問にお答えいたします。 事業仕分けにつきましては、県内においても、県を初め幾つかの自治体で実施しておりますけれども、こうした外部評価の役割につきましては、行政のチェック機能であります議会に担っていただくものと考えております。 ○副議長(山本今朝雄君) 9番、坂本一之君。 ◆9番(坂本一之君) それだけやはり当局側は、それは議会が担えということでございますので、事業評価は市民の代表である議会の仕事だという見解ということなら、もうさじは議会に投げられているということでありますので、私たち議員も常任委員会の中で、その事業が市民の福祉向上につながっているのかを500数十の対象事業の中から選択して評価をする機会を、これからは設けなければならないと考えます。これは次の議会改革の中でやっていかなければならない事項だと個人的も考えておりますし、午前中で長谷部議員がくらしねっとのインターネットの予約サイトのことが無駄ではないかという評価をしておりました。私もこれは若干疑問に思っているところでございます。個人的に当局で争うということが大変ならば、やはりそれは委員会を通して当局の評価と議員側の評価をぶつけ合って、対峙していかなければならないということでよろしいでしょうか、確認をさせていただきます。 ○副議長(山本今朝雄君) 答弁を求めます。 小田切企画政策部長。 ◎企画政策部長(小田切正男君) ただいまの再質問にお答えいたしますけれども、市といたしましては、行政評価というものは恣意的に行っているものではなくて、適切に客観的なそれなりの成果指標を設定しているところでございますので、これにつきましては、先ほど答弁したとおり、平成20年度から全事務事業をやっておりますし、その結果につきましてはホームページでも公表をしているところでございます。行政評価の毎年度の実施によりまして、事務事業の課題や問題点等を拾い出しまして、引き続き効率的な行政執行には努めてまいりたいと考えております。 ○副議長(山本今朝雄君) 9番、坂本一之君。 ◆9番(坂本一之君) あと一点、先ほど答弁の中で、行政改革推進委員会というお話が出ましたけれども、これは例えばこの行政推進委員会のほうで先ほど温泉施設のあり方について、これが事業評価を下して意見が吸い上げられたとすると、これは例えば議会から違うような評価が出たとすると、そうした場合はこの改革推進委員会の意見というのはどのように反映されて、それはどういう位置づけをすればいいか、お尋ねをしておきます。 ○副議長(山本今朝雄君) 答弁を求めます。 小田切企画政策部長。 ◎企画政策部長(小田切正男君) 質問にお答えいたします。 行政改革推進委員会は、基本的に組織といたしましては市長の諮問機関でございまして、今回の行政改革推進委員会で温泉施設の意見を求めたというのは、基本的には市長の諮問答申という正式な形ではございませんで、あくまでも事務局がこういった事業仕分けの議会とのやりとりの中で広く意見を聞くということとして、行政改革推進委員会から、本来の役割は行政改革大綱の策定とか、計画どおりやっているかどうかの執行管理をお願いしているわけでございますけれども、今回は温泉施設について広く意見を求めたところでございますけれども、基本的にはいただいた意見というのは、現状のままでいいじゃないかという意見と、これは本来民間に任せるべきだと、1つに統合したらどうだと、この3つぐらいに大きく分類されまして、こういった意見がありましたという形で市長には報告させていただきました。 そもそも、何で事務局が温泉施設のことを行政改革推進委員会から意見を聞いたかということでございますけれども、事業仕分けはそもそも本来そのサービスが要るかどうかと、逆に要るとすれば民間でやっているではないかというところで、温泉施設が甲斐市内には民間の温泉施設が7つありますけれども、その7つの温泉施設がそれぞれなりわいとして温泉をやっているわけです。その中で、甲斐市が旧町ごとに税金を投入いたしまして、しかも温泉収入を入れますと1億5,000万円ぐらいの予算規模で3つの温泉を運営していると。これこそまさに市民としてどうなんだろうかという意味で広く意見を求めたと。 これにつきまして今言いましたように、正式な諮問答申ではございませんので、そういった意見を求めたということでございますけれども、私ども事務局として今回意見を聞いた中で、私なりの感想でございますけれども、広く意見を聞くという方法は正しいわけですけれども、やはり一般の方から意見を聞くというのは、これは大変なコストが要りまして、その施設の設立経費から予算の執行、また温泉ですから指定管理者制度、全てを説明した上で意見を求めるということで、大変なことなんだなということが改めてわかったと、そういった意味で、議会の皆さん方には予算の編成から決算、途中の委員会審議等、全事務事業に基本的にはかかわっていただきますので、改めて議会の意見を聞くということが一番効率的かつ確かなことかなという感想を持ったところでございます。 ○副議長(山本今朝雄君) 9番、坂本一之君。 ◆9番(坂本一之君) ということは、先ほど私が提案しました外部からの公募によって意見は聞かないということだと思います。もう完全に議会のほうの仕事だということで考えておりますので、私たち議会側、議員側もまた事業評価の場を設けてチェックをしていきたいと考えるところであります。 4番目の地方公会計について1問だけ質問をさせていただきます。 この問題、公会計のことですので非常に難しい問題でございまして、以前同僚議員からも質問がありましたように、現行の公会計でも十分説明責任を果たしているというのが事務局の考え方において、複式簿記の導入と固定資産台帳の整備について伺います。 現在、甲斐市が採用しているモデルでも段階的に固定資産台帳を整備するというのが先ほどの答弁でありました。確かに、複式簿記というのは手間と人為的なものがありますので難しいかなという気がしますけれども、固定資産台帳というのは非常にこれはしっかり整備することによって、先ほどの事業を評価する上でも、どのぐらいのお金がかかってどのぐらいの効果が出るということからも非常にわかりやすいかと思いますので、早急に固定資産台帳の整備をすることで透明性が保たれると思いますが、いかがでしょう。 ○副議長(山本今朝雄君) 答弁を求めます。 小田切企画政策部長。 ◎企画政策部長(小田切正男君) 複式簿記の関連に先立ちまして、固定資産台帳の整備をなされたらどうかというご質問だと思いますけれども、市長答弁にございましたとおり、甲斐市におきましては現在総務省方式の改定モデルで、固定資産台帳につきましては段階的に整備するという手法を選んだところでございますけれども、基本的な考え方といたしましては、現在そういった固定資産台帳自体の整備方針も固まっておりませんので、国の動向を注視して対応するということでございますけれども、現在のところ、市有財産の管理のために当然決算書に固定資産の異動とか、土地建物等の当然管理のために私どもといたしましても公有財産管理台帳は整備されておりますけれども、事務の効率性から、この公有財産管理台帳をそのまま固定資産台帳に使えればこれはよいわけでございますけれども、この公有財産台帳につきましても、基本的には法的な裏づけがないといいますか、様式までは定められておりませんので、現行、基本的には各自治体ごとにそれぞれつくっているという状況でございまして、甲斐市の公有財産台帳をそのまま固定資産台帳として使うということは、基本的には難しい状況であります。 財務書類の補助簿の役割を果たします固定資産台帳でございますから、当然公有財産台帳としての機能も兼ね備えておりますので、これらの2つの台帳を1つの台帳として整備していくということは、これは大変効率的かつ無駄のないところでございますので、将来的な公会計導入の動きは多分とまらない動きでございますので、固定資産台帳のみの先行整備について経費的とか、抜き出してやるソフトの相談等もして、検討については始めてまいりたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○副議長(山本今朝雄君) 9番、坂本一之君。 ◆9番(坂本一之君) 今、部長が答弁なされたことが事実かと思います。やはり透明性と継続性を保つためには、この整備はいや応なしにやらなければならないかと思います。この整備をすることによって、無駄遣いのところがわかったりとかということも出ます。事業評価をする上でも大事な台帳になるかと思いますので、ぜひとも前向きに整備をしていただきたいと思います。 最後の質問の再質問に移らせていただきます。 学力支援体制について、再質問をさせていただきます。そのうちの具体的な施策についての中で質問をさせていただきます。 学力テストの結果が公表されましたが、甲斐市のレベルはいかがなほどか、その結果を受けての改善策についてお尋ねをいたします。 ○副議長(山本今朝雄君) 答弁を求めます。 金丸教育部長。 ◎教育部長(金丸博君) それでは、お答えさせていただきます。 全国学力学習調査における甲斐市のレベルですが、小学校につきましては国語、算数とも県の数値をやや上回っております。一方、中学につきましては国語、数学とも県の数値をやや下回っているというのが現状でございます。 結果を受けての改善策についてですが、全国学力学習調査に先立って行われた県の学力把握調査の結果分析から、甲斐市の子供たちは小・中とも記述問題に関して正答率が低く、無回答率が高いということがわかってきましたので、各学校において毎日の授業の中で適正な課題を与え、児童・生徒がみずから考え、それを順序立てて記述する場面を積極的に設定することと指導したところでございます。また、各学校では独自に学力向上のためのプランを作成し、既に取り組んでいる状況でございます。 以上でございます。 ○副議長(山本今朝雄君) 9番、坂本一之君。 ◆9番(坂本一之君) 今、結果が発表されましたけれども、小学生は上回り、中学生が下回るという結果ということでございます。この結果については、もちろんレベルが高いほうがいいわけでございますけれども、この結果について静岡県の知事がどうやらこうやらということで物議を醸し出しましたけれども、要は、この結果を先生と児童・生徒が共有して、どうしてその問題ができなかったのか、どうしてその答えになったのかを教える側から、また教わる側から調査研究して次のステップに向かうことが目的だと私は考えます。 そういう意味で、先ほど答弁にありました学力アップは教師の指導力の向上からということがありますけれども、ということは当局は先生の指導力が若干足りないから子供たちの学力がアップしないと考えているということでしょうか。 ○副議長(山本今朝雄君) 答弁を求めます。 金丸教育部長。 ◎教育部長(金丸博君) 甲斐市の学力のレベルは先ほど申し上げたとおりでございますが、それには生徒と教師が一体となって学力向上を進めなければなりません。そのためにも先生方には各種研修会等に参加していただいて、記述式等の問題に対応する先生方の自主能力を高めるということも重要だと思いますので、そういう観点で進めてまいりたいと考えております。 ○副議長(山本今朝雄君) 9番、坂本一之君。 ◆9番(坂本一之君) そこで、ちょっと私は前から不思議だったんですけれども、先生の人事権というのは県のほうにありまして、甲斐市のほうで学力アップは教師の指導力の向上からということがありますけれども、これ甲斐市だけの教育委員会のことで先生のレベルを上げるということは研修会とかやって可能なんですか、そもそも。 ○副議長(山本今朝雄君) 答弁を求めます。 金丸教育部長。 ◎教育部長(金丸博君) 現在、創甲斐教育に基づいた先生方の自主能力の向上を毎年度予算を計上して自主研修を行っているところでございますので、それは今後着実に成果が上がっていくものと考えております。 ○副議長(山本今朝雄君) 9番、坂本一之君。 ◆9番(坂本一之君) 部長が今着実に成果が上がっていくという言葉を信じたいと思います。指導力の向上ということが一番の原点とするならば、創甲斐教育の中で先生の指導力まで上げるということを今言っているように私には聞こえましたので、そんなに簡単にできるのかというちょっと疑問には呈しますけれども、今の部長の言葉を前向きに捉えて、レベルが上がることを期待したいと思います。 次の3番目の質問に移らせていただきます。 英語教育のことでお尋ねをさせていただきます。 答弁にあるように、英語教育における取り組みの政策はかなり充実をしているように思います。それは、保育園とか幼稚園、小学校低学年レベルの英語に触れるという点では非常に理解ができます。ただし、問題は中学校レベルで英語がどれだけできるのかということだと私は思っております。その辺に保護者の方も関心を持っているかと思います。その点の英語の中学校レベルを上げるにはどのような具体策があるのか、お尋ねをしておきます。 ○副議長(山本今朝雄君) 金丸教育部長。
    ◎教育部長(金丸博君) お答えさせていただきたいと思います。 各中学校では県の学力把握調査の結果を分析し、英語力を向上させるための取り組みを行っております。例えば、基礎的な単語力、語彙力を定着させるために、授業の初めや朝の会を利用して、単語のテストやスペリングコンテストを実施したり、読む力や書く力をつけるために短文を暗記させたり、身近で関心を持ちやすい具体的な場面を想定し、自分の考えを話したり、書いたりするという活動を行うなど、さまざまな工夫を行っているところでございます。また、学習の定着状況が不十分な生徒に対しては、テスト前や長期休暇に補習授業を行うとともに、意欲のある生徒については英語検定にチャレンジさせるなど、学力の向上に応じた取り組みを実施してまいりたいと考えております。 今後も学校長がリーダーシップを発揮し、学校全体で学力向上に取り組んでいきたいと考えております。 以上です。 ○副議長(山本今朝雄君) 9番、坂本一之君。 ◆9番(坂本一之君) 今部長が答弁された中、単語を覚えたり、文法も覚えたりということで、英語の指導方法について日本は文法ばかりを教えて実践的ではないというのが今の特徴になっております。中学校のテストを見ても、リスニングの点は少なく、文法とか単語を答えることが多く配点になっております。ですから、子供たちも自然に単語や熟語や文法を覚えることに集中してしまい、生徒も話すことよりも解くほうに重点を置いてしまっております、そのほうが点数がとれますから。一概に、中学校のレベルが英語ができるといえば、英語の点数がよいことが挙げられますけれども、英語ができることと英語が話せるということは違うと私は思っております。 せっかくALTの先生がいまして、幼児教育の英語をやっているという先ほど答弁でありましたけれども、その先生がいるんでしたらば、生の英語が聞けるんで、放課後なんかに中学生とか小学校の5・6年生に生の英会話教室なんかを開いたほうが、英語が好きになる取っかかりとなると思いますが、どうでしょう。 ○副議長(山本今朝雄君) 金丸教育部長。 ◎教育部長(金丸博君) お答えさせていただきたいと思います。 6月に閣議決定されました国の第2期教育振興基本計画では、グローバルな人材の養成がミッションとして掲げられており、英語教育の充実は重要な課題であると認識しております。こうした観点からも、中学生の英会話力の向上のためにALTを活用することは大変有意義であると考えております。 ただし、放課後は部活がありますので開催が難しいと思われますので、夏季休暇中等を利用して、英語で遊ぼうの中学校版のような形で実施することは可能であると考えておりますので、いずれにせよ中学校側との日程調整が必要となりますので、今後実施の可能性について検討してまいりたいと考えております。 以上です。 ○副議長(山本今朝雄君) 保坂市長。 ◎市長(保坂武君) 坂本議員から英語教育について関心を持っているわけですが、私もそういう意味で乳幼児から小学生ということで取り組んできたんですが、中学校へ行くともう時間が決められていて、それ以外にALTを使ってというようなことはお断りされました。小学校ももう日程があるからと言われて、非常に難しい分野でしたね。 でも、そうは言っても、もう保育園、幼稚園へ本当のオーストラリアとかアメリカとかイギリスの方に行ってもらって、週1回とか、今までは月1回だったんだけれども。そして、英語遊び、小学校も各学校へというわけにいかないので、2校へ1人ずつ配置。しかも、ある業者にお願いした派遣されてきた方の中で優秀な方を日ごろ目星をつけておいて、直接ALTとしてお願いを、今年度の場合もお1人優秀な方を指定配属しましたけれども、そういうふうにして英語を日常お話をできるような英語遊びを小学校以下ですね。中学へ行くと無理なので、もう小学校のときからそうやって英語に関心を持っていただくような子供を育てていって、そして中学校ですぐに英語に入っていけるようにしてもらいたいということの範疇を今鋭意努力をさせていただいているところです。 ○副議長(山本今朝雄君) 9番、坂本一之君。 ◆9番(坂本一之君) 今の答弁にありましたように、もちろん小・中学校で英語は全てALTでできればいいことですけれども、先ほど言いましたように、放課後が無理なら夏休み期間中でも結構ですので、ぜひとも、もうこれ、英語の好きな子だけ集めるだけでも結構なんですよ。英会話に触れたり、英会話をしゃべりたいとかという、もちろん一月でしゃべれるとは思っていませんけれども、それ以後、英語が好きになって英語の学力が上がればこしたことはないと思いますので、せっかくいらっしゃいますので、学校の校長先生とかの意見を排除しまして、教育委員会独自でやっていただきたいと思います。これは要望で結構でございます。 それから、次の質問に移らせていただきます。 来年度の創甲斐教育の指標の見直しの中に、例えば英語がどれだけできるんだ、英語の中で目標を入れていただくということで、先ほど前向きに検討したいということですけれども、指標の中に入れるとしたらどんな目標が入るのか、お尋ねをしておきます。 ○副議長(山本今朝雄君) 答弁を求めます。 金丸教育部長。 ◎教育部長(金丸博君) お答えさせていただきたいと思います。 国の第2期教育振興基本計画で、外国語教育の強化が図られていることは先ほどお伝えしたところでございますが、これを受け、県では現在第2期の山梨教育振興プランを作成しているところでございます。 したがいまして、英語教育に関する指標の設定につきましては、国及び県のプランを参酌しながら、今後創甲斐教育推進大綱策定会議で多方面からの意見を聞く中で検討してまいりたいと考えております。 ○副議長(山本今朝雄君) 9番、坂本一之君。 ◆9番(坂本一之君) 指標についてはよろしくお願いいたします。 最後の質問に移らせていただきます。 寺子屋方式の学習の場について伺います。 先ほど答弁にありましたように、自学講座の評判は保護者の間でもとても高くて、継続してほしい事業だと思います。ボランティアの学生の確保が問題なら、退職した教員OBの方々にお願いして自主講座を開いている自治体もあるので、検討してみてはいかがか、お尋ねをしてみます。 ○副議長(山本今朝雄君) 金丸教育部長。 ◎教育部長(金丸博君) お答えさせていただきます。 自学講座につきましては、参加した中学生の9割が参加してよかったと答え、家庭学習の時間がふえたという生徒も7割おりました。子供たちにとって有意義な取り組みであると考えております。 課題となっている人材の確保につきましては、教育専門職として経験豊かな退職教員の活用は有効な方法であると考えますので、潜在的な人材の数を調査する中で、検討してまいりたいと考えております。 ○副議長(山本今朝雄君) 9番、坂本一之君。 ◆9番(坂本一之君) ぜひともよろしくお願いをいたします。 次に、中学校3年生の受験生の学力レベルを上げることは最も大事なことでありますが、それよりも中1ギャップとならないような小学校の高学年の基礎学力アップに目を向けたいと私は考えます。 先ほど寺子屋方式と言ったのは、山県大弐先生が教育に非常に熱心だったということであります。甲斐市として売り出すのは、先ほど言いました教員OBの方々にお願いして放課後の教室で勉強の意欲がある児童を集めて、苦手な科目を指導するクラスをつくってみたらいかがと考えます。 というのは、現職の教員の先生が非常に事務的なものが忙しいということが前から言われております。授業が終わっても放課後で事務事業をしなければならないということでありまして、なかなか生徒たちと触れ合うことができないということであります。そういうことであれば、先ほど言いましたOBの方を使って、どこかのクラスに集めて勉強をしたい子供に教えるというのも一つの手かと思います。それによって、スムーズな中学校生活を送れるんじゃないかと思いますので、いかがでしょう。 ○副議長(山本今朝雄君) 答弁を求めます。 金丸教育部長。 ◎教育部長(金丸博君) お答えさせていただきたいと思います。 中1ギャップによる不登校の未然防止を図っていく上でも、小学校高学年段階での基礎学力をきちんと定着されることは大切なことだと考えております。その一つとして、教職経験豊かな教員OBを活用していくことは大変有効だと考えております。先ほど、自学講座の答弁で述べさせていただきましたが、活用に当たりましては人材の確保や学校との調整等、課題がございますので、今後多方面から検討してまいりたいと考えております。 ○副議長(山本今朝雄君) 9番、坂本一之君。 ◆9番(坂本一之君) 自学講座とともに、前向きに検討していただけるということであれば、かなり行政による学力支援策が多くなりまして、甲斐市はほかの市と違うなということで保護者の間でも話題になるかと思います。ぜひとも、そういうことから検討していただきたいと思います。 先ほどから山県大弐先生のことを観光の目玉として売り出すということで、長谷部議員も質問しておりました。確かに、龍王源水につかったりとかというのは妙案だと思いますが、先生の功績というのは、吉田松陰などに影響を与えたことなどをモチーフにして、儒学者で医師であり、塾を開いたということが一番のもとかと思います。ですから、そこであえて私は寺子屋方式の大弐塾と言いましたけれども、そういうような塾を山県大弐先生にちなんでやることによって、子供たちの学力が上がると、必然と教育の神様というようなことで山県大弐先生も観光面としてアピールできるんではないかと思いますので、そうすることによってスムーズに子供たちが勉強が好きになるんではないかと思いますので、行政による学力支援体制という構築はぜひともこれからも力を入れて行政でも頑張っていただきたいと思います。 以上で再質問を終わらせていただきますが、今回の質問のテーマは、10年目を迎えた甲斐市がいかに魅力あふれるまちになるかをさまざまな角度から質問させていただきました。どの項目も質問の求めている答えは一緒で、いかに甲斐市の人口がふえることを目標にしております。それには、知恵と勇気が必要になるかと思います。全庁を挙げて考え出す知恵と一歩を踏み出す勇気だと私は考えております。一長一短ではいかないことはわかっておりますが、これまでの10年が礎となって、次の10年からステップ、ジャンプへとなるように甲斐市が発展していくことを望んでやみません。議会も両輪として当局と切磋琢磨して協力していくことを約束いたしまして、颯新クラブの代表質問とさせていただきます。ありがとうございました。 ○副議長(山本今朝雄君) 以上で颯新クラブの代表質問を終わります。--------------------------------------- △散会の宣告 ○副議長(山本今朝雄君) 以上もちまして、本日予定されておりました日程は全て終了いたしました。 あすも引き続き代表質問、一般質問を行いますので、よろしくお願いをいたします。 なお、あすも午前10時に開会いたしますので、ご参集願います。 本日はこれにて散会といたします。 ご苦労さまでした。 △散会 午後4時20分...